前回、由乃を救うために3周目の世界に移動した雪輝とみねね。
雪輝は3周目の世界の由乃をも救うため、手を尽くそうとします。

しかしそこに現れたのは、彼の両親を人質にとった由乃とムルムル。
あくまでも雪輝を殺そうとする由乃ー
彼らには戦う運命しかないのでしょうか?!

感想です☆




Diary56~ 「僕の選択」




※以下、ネタバレあり※









◎日記所有者一覧◎
・1st 天野雪輝・・無差別日記
・2nd 我妻由乃・・雪輝日記
・3rd 火山高夫・・殺人日記、死亡
・4th 来須圭悟・・捜査日記、死亡
・5th豊穣礼佑・・はいぱーびじょんだいありー、死亡
・6th春日野椿・・千里眼日記、死亡
・7th戦場マルコ・美神愛・・交換日記、死亡
・8th上下かまど・・増殖日記、死亡
・9th雨流みねね・・逃亡日記、死亡、復活
・10th月島狩人・・飼育日記、死亡
・11thジョン・バックス・・The watcher、死亡
・12th平坂黄泉・・正義日記、死亡





◎あらすじ◎

由乃(ゆの)とムルムルの登場に、みねねは一旦退こうと雪輝(ゆきてる)の手を取った。
人質に取られた両親を見た雪輝は駆け寄ろうとするが、それをみねねは力づくで止める。

馬鹿野郎、あれはこの世界の親だろうが。てめえの親じゃねえー!!
そう言ってみねねは無理やり引きずっていく。

それを見ていたムルムルは、9th(ナインス)が邪魔だな・・と舌打ちする。
由乃は少し安堵したかのように、そっと息をつくのだった。

一方みねねに引きずられながら、雪輝は戻りたいと叫んだ。
両親を助けなきゃー
そうわめく彼に痺れを切らしたみねねは、彼の首を掴むと壁に押し当てた。

お前は2nd(セカンド)を救いたいのか?!3周目の由乃を救いたいのか?!
それとも両親を救いたいのか?!
彼女は雪輝の目をしっかりと覗き込み、怒鳴った。

はっきりしろ、雪輝!!!


同刻ー
由乃たちは由乃の家で作戦会議をしていた。

3周目の由乃は雪輝たちが連れていってしまった。
だがこっちにも雪輝日記があるのだから、問題はないだろう・・。
ムルムルの言葉にうなづいた由乃は、日記をチェックする。

そこには、雪輝が3周目の世界まで追いかけてきてくれたことへの喜びが書き記されていた。
とっても嬉しいー
隠していた自分の本音を書き当てられた由乃は、思わずその文面から目を逸らすー。

これは違う。2周目のユッキーとの関係は、もう終わったことだ。
ここに書いてあるのは、今の私の気持ちじゃない・・。
そう彼女が自分に必死に言い聞かせていたとき、ふと外で救急車の音がした。

雪輝が呼んだ救急車が、到着したのだー
由乃はどうにか追い払おう、と玄関に出る。
するとそこに、息を切らした父親が飛び来んできた・・。
久々に見る父の姿に、由乃は目を見張るー

父親は由乃に気付くと、声をかけてきた。
どうやら病院から電話があって、急いで様子を見に来てくれたらしい。
動揺する由乃の様子を見た彼は、由乃の肩に手を置いた。

また母さんが何かしたのか・・?
その瞳は、心配そうに由乃の瞳を覗いてくる。
由乃の中に、一気に両親との思い出がこみあげてきた。
パパ・・ママ・・

その胸の唸りに、由乃は耐え切れなかった。
彼女は思いを振り切るために・・父親の腹部をナイフで刺す・・。

父親は驚き、そのまま倒れた。
後ろにいた救急隊員たちは、突然の由乃の凶行に慌てて逃げ出す。
それを見たムルムルは、急いで彼女を止めた。

何をしてるんじゃ、2nd。
まだ殺すには早いじゃろ!因果律を壊す気かー?!
由乃はその言葉に、顔を真っ白にしながらようやくナイフを下ろす・・。


一方雪輝たちは、学校へと向かっていた。
みねねに運ばれながら、雪輝は自身の思いを彼女に伝える。

自分は由乃も3周目の由乃も、全部を救う。
この世界なら、まだ可能性があるはずなんだー。

そう語る雪輝に、みねねは呆れ、苛立つ。
いいか、雪輝。一番丸く収まるのは、2ndを殺すことだ。
そうすれば2周目の神は雪輝になって、2周目の世界は救われることになるんだー!!

そこで彼らは学校に着いた。
馬鹿に付き合うのもここまでだー
みねねはそう言うと、雪輝と3周目の由乃を下ろす。

雪輝はまだ気絶したままの3周目の由乃を抱えると、みねねに言った。
抗って届く奇跡があるなら、信じたいんだー。

その言葉に、みねねは少し呑まれる。
彼女はもう一度同じ忠告をすると、雪輝が学校の中に入っていくのを見守るのだった・・。

ー雪輝は3周目の由乃をおぶいながら、廊下を歩いた。
無差別日記には、由乃たちがこっちに向かっていることが記されていた。
このままじゃ追いつかれる。逃げきれないな・・。
彼は観念して、教室で由乃を待ち受ける決意をする。

その時、3周目の由乃が背中で身動きした。
まだ眠っているのを確認した雪輝は、彼女にそっと笑いかける。
大丈夫だよ、由乃。僕が必ず守る。
君を愛しているから・・。

そうして、彼は教室に着いた。
1-Bの教室・・ここが雪輝と由乃の始まりの場所だった。
僕はどうして由乃を好きになったんだっけ・・?

彼は扉を開けて、中に入った。
そこにはー既に由乃が待ち構えていた。

雪輝は3周目の由乃を下ろすと、由乃と向かい合う。
終わりにしよう、由乃・・。
彼がそう告げると同時に、2人は互いの元へと走った。

死んでもらうわ、ユッキー。そしてその女も・・!!
そう言って由乃はナイフを振りかざす。
雪輝はその懐に潜り込むと、由乃の体を抑え込んだ。

彼は日記で、由乃の次の手を確認しながら動いた。
まずはできるだけ3周目の由乃から、引き離さなきゃ・・!!
そこで2人はもつれあい、階段を下へと転げ落ちる。

由乃もまた日記を確認し、雪輝の動きを読んだ。
彼女はムルムルに指示し、ムルムルは球体を使って雪輝の後を追うー。

ーその騒ぎは、学校の外にも届いていた。
始まったか・・。
みねねは爆発の音を確認すると、公衆電話で来須(くるす)に電話をかけたー。

彼女はいきなりかかってきた電話に戸惑う来須に、まずは彼の息子が心臓病にかかっていることを伝えた。
今病院に行けば、助かるかもしれないー
自分も雪輝同様おせっかいだな・・と苦笑いしつつも、彼女は必要なことを来須に話す・・。

その間も、学校ではムルムルが雪輝の逃げ道を塞ごうと攻撃を続けていた。
由乃は指示を出しながら、床にうずくまる。

彼女の日記には雪輝の居場所を示すと同時に、彼の安否を心配する文面が次々に浮かび上がっていた。
違う、違う。これは私の気持ちじゃないー!!
由乃はその思いを打ち払おうと、必死に首を振る・・。

一方雪輝は由乃側に自分の位置が筒抜けなのを知りつつ、少しずつ移動してムルムルたちを3周目の由乃から引き離すことに成功していた。
DEAD ENDにもまだ時間がある・・。
彼は自身の無茶な作戦に呆れながらも、でもこれでいいーと自嘲する。

このわがままは通す。
自分が死んで、由乃を2周目の神にする。3周目には留まらせない。
全てが上手く行くには、これしか方法がない。だから・・

彼は壊れた校舎の隙間から抜け出ると、そこにいる由乃に真っすぐに向かった。
もう天野雪輝(あまのゆきてる)を追いかけるな、由乃!!

彼の叫びに、由乃は目を泳がせる。
嫌よ・・。
その動揺を見て取った雪輝は、そのまま彼女へと足を向けた。

由乃の日記を奪えば、由乃が未来を変えることはできなくなる。
ー奪って説得する!

だがその動きに、ムルムルが由乃の前に出た。
愚か者じゃな、のこのこ出てきおって!
彼女はそう言うと、巨大な球体を召喚して雪輝の方へと差し向ける。
このまま圧し潰してやるのじゃ!!

その球体を、雪輝は間一髪よけた。
地面が砕けるなか、彼は確信を持って前に進んだ。
DEAD ENDはまだ先だ。ここで死にはしない・・!!

由乃ーーー!!
駆け寄る雪輝に、由乃は震えた。
彼女もまた身を乗り出し、雪輝をしっかりと見やる。

なぜ私の邪魔をするの!!
その問いに、雪輝は答える。
愛してるからだ!!

それを聞いた由乃は、一瞬怯んだ。
だが彼女はその一瞬のためらいの後、ナイフを雪輝に向かって投げるー

雪輝は自分に向かってくるナイフをよけることができなかった。
しまった、投げてくるとは・・!!
彼はDEAD ENDフラグを思い出し、覚悟を決める・・。

だがそのナイフは彼の首元を掠めると、僅かの差でずれた。
さっきの一瞬の戸惑いが、由乃の手元を狂わせたのだー。
彼女は自分がつい気を取られたことを恥じ、そして・・理解する。

彼女は雪輝に取り押さえられた。
地面に押し付けられながらも、由乃は大声で笑う。
雪輝のDEAD ENDフラグは回避された。自分の日記にも、雪輝が助かって嬉しいと記されている・・。

私分かっちゃった・・。
由乃はそう呟くと、手から球体を召喚した。
それはデウスの核の力だった。ムルムルは由乃にそれを渡し、球体の制御を彼女に任せたのだ。

その球体を手に迫りナガrあ、由乃は雪輝に微笑みかける。
この日記は、今の私の気持ち。私も愛しているよ、ユッキー・・。
そう告げると、彼女は雪輝の頭上に球体を落とした。

雪輝はその球体の中に、呑み込まれてしまうのだったー。




















雪輝の覚悟。


今回は雪輝と由乃が真正面から向き合い、戦う話でした。
いよいよクライマックスですね・・。
2人の戦いの結末は、一体どうなってしまうのでしょうか・・。

今回のみねねの問いが、全てですよね。
雪輝はどうしたいのかーそれによって、彼が取るべき道は自ずと見えてくるでしょう。

由乃を救いたいのか、3周目の由乃を救いたいのか、それとも両親を救いたいのかー。
彼は恐らく、全てを救いたいと願うでしょう。
それはそれで、雪輝らしくて良いと思います。
願うだけなら、問題はないですしね。

ただ具体的に救う策を考えるとすると、どのような選択肢があげられるでしょうか。
そこを予想してみると・・やっぱり2周目の雪輝が神になる以外選択肢はないように思えます。

2周目を由乃が勝利し神になると、否応なく3周目のサバイバルゲームは始まってしまいます。
これは皆の幸せを考えると、絶対に回避しなくてはならない未来です。

となると、雪輝が神にならなければいけない訳です。
では2周目を雪輝が神になると、どういうラストを迎えるのでしょうか。

まず2周目の由乃は死にますね。これは回避できません。
でも今の由乃の様子を見ると、その方が彼女のためではある気がします。
切り捨てる訳ではないですが、この選択肢を取ることで3周目の由乃は救われる訳ですしね・・。

雪輝が神になると、彼は2周目の世界をただ見守り続けることになるでしょう。
誰もいない世界を見守り続けること・・これが彼のしてきたことへの枷です。

そして3周目以降の世界には干渉せず、サバイバルゲームの開催もしない・・。
それがこの負のループを断ち切る一番の方法でしょう。
雪輝にとっては不幸な選択肢ですが、彼は皆の命を奪ってきたことの罪を認識してきました。
相応の覚悟をもって、きっと神としての務めを果たしてくれることでしょう。

そう考えると、やっぱり2周目は雪輝が神になるーという選択しかありえませんね。
そのためには、由乃よりもムルムルを止めることが先決ですね。
今回ラストでみねねとムルムルが戦い始めましたが、彼女を押さえることができるのか・・。
みねねにはもう一活躍を期待したいですね。

由乃はだいぶ動揺しているので、もう一押しすれば説得できそうなところに見えます。
ただラストの行動で、雪輝の身に何があったのかが気になります・・。
無事だといいのですが、嫌な予感もしますね。

まさか由乃は彼を球体に閉じこめて、一生管理していくつもりなのかな。
いやでも、どちらかが死なない限り2周目の勝者は確定しないから、違うか・・。

あの球体がどういう構造なのかも、謎です。
アレ、前に雪輝の両親もあそこに入れていましたよね。人が中で生きられる構造なのでしょうか。
っていうか、そういえば雪輝の両親はどうなったのでしょう。まだ連れまわしているのかな?

まずは雪輝の安否が気になりますね。
その上で、由乃がどんな手に出るのかー
依然由乃側が有利なこの状況、早く打破してほしいものです。

雪輝も今回は覚悟を決め、だいぶ頑張ったと思います。
みねねもそんな彼の熱意を見たからこそ、彼を援護すると決めたのでしょう。
なんだかんだ離脱すると言いながら、ムルムルとしっかり戦っている彼女がやっぱり好きですw

雪輝と由乃の思い、どちらが奇跡を起こすのか。
最後までしっかり見ていこうと思います。





さて、続いては3周目の由乃について。
今回由乃が父親と出会ったことで、また運命が変わるような予感がしました。

というか由乃の父親は、由乃に対して優しかったんですね。
ただ母親の虐待については見ぬふりをして、容認していたという感じなのかな・・。
うーん、複雑。

ただ今回救急車も呼ばれたことで、由乃への母親の仕打ちは明るみに出る感じがします。
これは由乃、予期せずいい動きをしたと思います。
父親を刺したことで、事件へと発展しましたからね。
警察(来須かな?)の介入も起きるでしょうし、このことによって3周目の由乃が保護される可能性は高まったでしょう。

そうなると由乃と雪輝が出会う未来も、やっぱりなくなる気がします。
別の形で3周目の由乃は幸せに生きていく・・
そういう道が見えてきたように思えます。

また父親が由乃への過剰な虐待に目を向けたことで、母親から彼女を救う動きもあるかもしれません。
どちらにしろ、3周目の由乃にとっては良い流れですよね。

一方3周目の雪輝はどうでしょうね・・。
彼が幸せになるには、両親の離婚が回避できるといいのでしょうが、その可能性はあるのかな。
今両親が由乃に捕らわれていることで、何か流れは変わったりするのでしょうか。
こちらもちょっと気になりますね。

今回で、3周目の未来はだいぶ変わったと思います。
みねねも来須の運命を変えようとしていたし、皆が救われる世界ができるといいですね。
みねね自身にも、3周目のみねねは西島と幸せになるーという未来があるといいな。

この所有者たちの未来が変わることでも、サバイバルゲーム開催の可能性は減っていくのでしょうか。
そもそもサバイバルゲームは絶対条件なのかがよく分からないんですよね。デウスの寿命が近づく限り、サバイバルゲームは起きてしまうのでしょうか。
それとも雪輝たちが望めば、2周目以降の世界ではサバイバルゲームを開催しないことも可能なのでしょうか。

もし後者であれば、3周目は良い方向に未来を変えていっている気がします。
まぁムルムルがそれを拒もうとするでしょうが、彼女の力も別の世界でどこまで効くのかは疑問です。
既に由乃の暴走だったりで3周目の未来は変化しているし、彼女にも止められない部分はあるように見えます。

このことが3周目以降の世界を守ることになるのであれば、雪輝の願いのうち2つは叶う可能性があります。
3周目の由乃と両親を救う道ー
彼がそこに気付くかが、鍵となりそうですね。

その道の先には、2周目の由乃を殺すという選択がセットです。
でも2周目はもうどんな結果になったとしても、BAD ENDは決まっています。
であれば、3周目以降をHAPPY ENDにするという道は十分ありうる選択肢だと思うのですー。

雪輝と由乃がどんな結果を選ぶのか。いよいよその答えが出るのも目前です。
2人が納得できる形の道を選べるといいですね。
結ばれない結末は辛いですが、ここまで来たらもう仕方ないでしょう・・。

どちらが生き残るのか、見届けようと思います。。






さて、次回は雪輝が球体に囚われる中、由乃とムルムルが世界を治めようとする回でしょうか。
雪輝という戦力がなくなったことで、みねねの分は一気に悪くなってしまいましたね・・。
彼女はどこまで2人に抗うことができるのでしょうか。

そして球体に囚われた雪輝は、そこから逃れることができるのでしょうか。
そもそも由乃がそうした理由は一体何なのでしょう。
彼を殺さない限り戦いは終わらない訳ですが、由乃は何を企んでいるのでしょうか・・。

決着まで待ったなしの中、2人の気持ちがどのような形で落ち着くのか見守りたいですね。
このまま分かり合えなかったとしても分かり合えたとしても、どちらかしか生き残れない未来です。
2人はどちらが生き残る選択肢を選ぶのでしょうか・・。

いよいよ物語の終局も近いですね。
どんな結末になるのかー

次回も楽しみです☆