前回、炭鉱の街に降り立ったエドとアル。
その街は外道な役人に支配し搾取され、荒廃しきっていました・・。

そんな街の人たちを救うため、ひと肌脱いだ2人。
彼らの次なる旅は、どんな出会いが待っているのでしょうかー!

感想です☆




第4話~ 「車上の戦い」





※以下、ネタバレあり※










◎あらすじ◎

汽車の中、ある家族は旅行を楽しんでいた。
はしゃぐ子どもたちとの穏やかなひと時ー
しかしそれは、すぐに打ち破られた。

柄の悪そうな男たちが、彼らのいる車両に踏み込んだのだ。
突然現れた男たちに戸惑う父親。
彼がハクロ将軍だと確認した男たちは、家族に銃を向ける。

これからは、スリルと絶望の家族旅行と行こうじゃないかー。


ーその報は、すぐに中央に流れた。
男たちは青の団という東部の過激派団体で、犯行声明を出していたのだ。

乗っ取られたのはニューオプティン発特急で、将軍家解放との交換条件は収監中の指導者を解放することー
部下の報告を聞きながら、1人の男はため息をつく。
どうやら今日の予定は、キャンセルせざるを得ないようだー。

だがその時乗客名簿を見た男は、あることに気付いた。
彼はにっと笑うと、部下たちに思ったより早く帰れそうだーと声をかける。
その特急には、鋼の錬金術師の名前が載っていたのだー。


エドは、周囲の騒ぎも知らず、1人ぐっすりと眠りについていた。
青の団の男たちは車両を制圧して回っていたが、エドだけぴくりともしないので呆れかえる。
そこで1人の男が痺れを切らし、叫んだ。
もっと人質らしくしないか、このチビ!!

ーその瞬間だった。
エドは荒々しく起き上がり、男の持っていた銃を錬金術で変形させてしまう。
更に激しい蹴り一発で男をノックアウトさせてしまったエドに、周囲の人々は唖然とする・・。

その後もエドは、チビと言われる度に青の団の男たちをボコボコにした。
そうして列車を制圧していた彼らを縛り上げると、エドはようやく目が覚めて事態を知るのだったー。

その後、彼は拘束した青の団の男たちに現在の状況を白状させた。
彼らによれば、制圧していた男たちの他には機関室に2人、一等車両に4人、残りの車両の乗客たちは数か所に集めて4人で見張っているらしい。

まだ仲間が10人もいると聞いた乗客たちは、にわかにざわつく。
こんな問題を起こした者がいると知れれば、報復されるのではないか?!
乗客たちがざわめくのを聞いたエドとアルは息をつき、事態を収めるしかないかーと決意する。
そうして2人は早速上と下に別れ、他の青の団の男たちの元へと向かうのだった。


エドは車両の上から、アルはそのまま車両内を歩き、まずは他の車両の様子を見に行った。
ちょうど他の車両では、定時連絡がないことに不審を感じた仲間の男たちが様子を見に行こうとしていた。
そこに鉢合わせたアルの姿に、男たちは驚き即座に攻撃に出る。
だがアルの鎧の体に銃の攻撃は効かず、彼らはたちまちやられてしまうのだった・・。

一方、後部車両からの連絡が途絶えたことで、将軍の見張りをしている男たちも不審を感じていた。
護衛は全員片付けたし、外部への通信も押さえてある。
裏切り者でもいなければ、こんなことにはならないはずだが・・。
彼らはにわかに騒ぎ出す。

するとそれを見たハクロが、一笑した。
しょせんは寄せ集めのクズだな。貴様らの思い通りにはそうそうならないということを覚えておけー
彼は男たちにそう語る。
その瞬間ー彼の耳を、銃弾がかすめた。

無駄口叩くんじゃねぇ。
リーダ―の男は鋭い瞳でそう言うと、銃を下ろした。
彼らは本気だー
ハクロとその家族は悲鳴をあげ、それ以上の抵抗は諦めるのだった・・。

その時ー車両の上で、音がした。
リーダ―の男はその音を聞きつけると、すぐさま天井に向けてマシンガンを撃つ。
彼の手もまた、エド同様オートメイルだー。

すると痛い!という声が弾を放った辺りから聞こえてきた。
リーダ―の男は上を見てくるように部下に指示すると、用心深く辺りを見回すー。


その頃、エドは流れ弾に当たった左足の様子を確認していた。
オートメイル側の足でなかったら、やられていたところだ・・。
躊躇なく銃弾を放った敵に対し、エドは怒りを隠せない。

そこで彼はまず、機関室を奪還しようと考えた。
外から奇襲をかけたエドは、瞬く間に青の団の男たちを倒し、機関士たちと共闘して機関室を取り戻す。
その最中、機関室の隣の車両が炭水車だと知った彼はある一計を案じるー。

ーその騒ぎは、リーダーたちのいる一等車両まで届いていた。
機関室がやられ、後方車両も謎の鎧?に制圧されてしまったという・・。
報告を受けた男たちは何が起こったのかーと皆戸惑いの表情を浮かべる。

そこに、突然スピーカーが錬成された。
そこからエドの声が響いたので、男たちははっとしてそのスピーカーに集中する。
するとエドは、交渉を持ちかけた。

青の団が制圧するのは、残るはこの一等車両のみ。
おとなしく人質を解放して投降するならいいが、そうでなければ強制排除するー。
それを聞いたリーダーの男は、舌打ちして叫ぶ。

人質がいる限り、自分たちの敗北はない!!
ーそれを反抗と受け取ったエドは、交渉決裂だ、とスピーカーの形を水道管に変える・・。

何をする気だー?
男たちが戸惑うなか、その水道管から水が飛び出すのが見える。
リーダーがその意味に気付くが、時は既に遅かったー

大量の水が一気に一等車両を襲い、男たちはその水流になす術なく飲み込まれていく。
通路にいた男たちは皆押し流され、ハクロは必死に家族を水から守った。
アルが一等車両の扉を開け、男たちが後方へ流されていくのを手伝う。

だがー青の団も、まだ諦めなかった。
リーダ―の男はアルの手をかいくぐると、再びハクロを人質に取ろうと動こうとする。

しかし、その前にエドが降り立った。
彼はリーダーの腕がマシンガンなのに気づくと、オートメイル仲間か、と笑う。
けれどもその力量の差は、歴然としていたー。

エドの鋼鉄の拳は、一瞬でリーダーのマシンガンを打ち砕く。
更にそこに、アルの拳も入るー
男は抗う術を持たず、そのまま2人の攻撃の前に倒れるのだった・・。


ーこうして、汽車はようやく駅へと到着した。
そこで中央の男が待ち構えているのを見たエドは、一気に嫌そうに顔をしかめる。

彼の管轄なら、放っておけばよかった・・。
そう後悔するエドに、男はまだ体は直っていないんだねーと声をかける。
エドは文献や東の街をしらみつぶしに当たってはいるんだがね・・とうなづいた。

ーと、そこに警察官たちの悲鳴が響き渡った。
見るとあのリーダーの男が、腕に仕込んでいたナイフで抵抗を試みたらしい・・。

彼はそのまま、まっすぐにこっちに向かって飛び込んでくる。
秘書の女は男に下がるように言うが、男はそれを制した。
これでいいー。

彼は一言そう言うと、右手の指を鳴らす。
その瞬間グローブに描かれた錬成陣が発動し、その手から炎が噴き出したー。
リーダーの男はその炎に呑まれ、そのまま床に崩れ落ちる・・。

てめえ・・何者だ・・。
再び取り押さえられながら睨むリーダーに、男は一歩近づくとにっとほほ笑んだ。
ロイ・マスタング、地位は大佐だ。そしてもう1つー

彼はグローブの錬成陣を見せ、名乗ってみせた。
焔の錬金術師だー。




















汽車の中の戦い。

今回は汽車のハイジャック事件に居合わせたエドたちが、錬金術で事件を解決する話でした。
これで序章は終わりでしょうか?
新キャラも出てきて、なんだか賑やかになりそうな予感です!

それにしても、やっぱり治安が悪いですねぇ・・。
ここまで政府への不満が高まっているから、国家錬金術師の立場も悪くなるのでしょう。

上のほうが腐蝕しているということなのかな?
戦争とかも起きていそうですね・・。その辺が、今後エドとアルの旅にどう影を落としていくのかも気になります。
 
国に属している以上、非難の対象になることは今後もあり得るでしょう。
危険な目にだけは遭わないといいなぁ・・と切に思います。



さて、今回の事件は面白かった以外に特に感想はないですが(ひどい)、やっぱりマスタング大佐の登場がメインですよね!!
焔の錬金術師という二つ名があるということは、彼も国家錬金術師なのでしょう。

エドとはあんまり仲良くないのかな?
まぁすかしたカンジの人ですし、エドの好きそうなタイプではないですよねw

ただラストの一撃を見る限り、実力はかなりのもののようですね。
そもそも炎の攻撃がメインって強いよなぁ。
水とか風とか、色んな属性を持つ錬金術師がこの先も出てくるのでしょうかね。
それは楽しみ(^^)

で、彼は恐らく政府側に所属している人間ですよね?大佐って言ってるし。
となると、俗に言う軍の犬に真っ向から当てはまってしまっている感じですね。

国家錬金術師は、希望すれば軍に所属できるのかな?
その辺の設定も気になるところです。

それかもしかしたらエドは未成年だから自由なだけで、本来国家錬金術師は軍に属するものなのかもしれませんね。
うん、思いついて書いたけど、その可能性のほうが高いかも。

今後はマスタング大佐も出てきたことで、軍の事情も明らかになっていくのでしょう。
かなり設定が練られている感じがするので、どんな世界観が広がっていくのか期待大ですね!



後気になったのは、マスタング大佐は錬成陣を使っていたこと。
あのグローブに刻んである奴ですね。

アルも錬成陣を描いているし、今のところ錬成陣なしで手を合わせるだけで錬成を行えるのはエドだけです。
これは何か意味があるのでしょうか。

彼の天才性を意味しているのか、あのオートメイルの腕に何か意味があるのか・・。
ここも非常に気になるところです。

以前錬金術の師匠がいるようなことを言っていたり、そもそもあの体になった後にどんな軌跡を歩んできたのかが分からないので、そこらへんの情報が出てくるのも待ち遠しいです。
恐らく並々ならぬ努力をしてきて得た能力なのでしょうね・・。
本当、まだ少年なのに頭が下がりますよ・・。

色んな事情が垣間見えるにつれ、エドとアルが元の体に戻って幸せに暮らせるようになることを望まずにはいられませんね。
そういう意味では1巻の掴み、本当に良かったと思います。

2巻以降の展開も楽しみです!
まずは色んな錬金術師の登場が楽しみだな~(^^)









というわけで、次回は再び新しい旅の始まりでしょうか。
それともマスタング大佐との話が待っているのかな?

大佐はエドたちの抱える事情もよく知っているようなので、過去についての言及があるかもしれませんね。
彼らがどんな関係なのかも、すっごく気になります!

いよいよ新しい登場人物も増えて、物語が加速しような予感がしますね。
次回も楽しみです☆