今回から、5巻です!

前回、それぞれの道を進み始めたエルリック兄弟、マスタング、そしてスカー。
彼らの道はやがて重なり、巨大な陰謀を暴くこととなるのでしょうかー。

いよいよ新展開となりそうです!

感想です☆





第17話~ 「にわか景気の谷」




※以下、ネタバレあり※









◎あらすじ◎

ショーウインドーを見て、ウインリィはうっとりと嬌声を上げた。
素敵・・!!

彼女の目に映るのは、オートメイル。
3人は汽車の旅を終え、オートメイルの聖地であるラッシュバレーに降り立ったのだった。

ラッシュバレーは、通称「にわか景気の谷」と呼ばれている。
イシュヴァ―ルの内乱の際に、義肢技術を発達させて急速に栄えた町だからだー。

未だに各地で争いが絶えないため、オートメイルの需要も減らないらしい。
ウインリィの説明を聞きながら、エドたちも興味深く町の様子を観察するのだった。

そんな中ー
町を一通り堪能していたエドは、はっと青ざめる。
なんと、国家錬金術師の証である銀時計がなくなっているのだー!

驚いたアルたちも、思わず悲鳴をあげる。
すると事情を聞いた町の人間たちは、それはきっとパニーニャの仕業だろう、と口々に言った。

なんでもパニーニャと呼ばれる人物は、観光客専門のスリらしい。
彼女は西通りの裏路地にある、古物商のグロッツの元によくいるー
情報を仕入れたエドたちは、早速グロッツの店へと向かうのだった。


グロッツの店では、今まさにパニーニャが盗んだ銀時計の鑑定をお願いしていたところだった。
グロッツは良い品だと感心しながら、時計をしげしげと観察する。

時計には、エドの名前も刻まれていた。
名前を聞いたことはあるが、思い出せないグロッツ。
また彼は、時計の蓋が開かないことに気付く。

更によく見れば、時計は針も動いていなかった。
ガラクタだろうかー
パニーニャはネジを巻いてみようと、時計を手に取る。

と、そこにエドたちが飛び込んできた。
動かすな!蓋も開けるな!!
エドはパニーニャたちを睨むと、即座にそう凄む。

その剣幕を見たパニーニャは、早速逃げようと企てる。
彼女は皆の隙を突き、ぱっと店を飛び出していくのだった。

ー彼女の身のこなしは、素晴らしく俊敏だった。
エドとアル、2人でかかっていっても、彼女はすぐにひょいと抜けていってしまう。
まるで軽業師のようなその身のこなしに、次第にエドも熱くなっていくー。

そしてーようやくエドが追い付いたときには、パニーニャはまた銀時計を開けようといじっていた。
その姿を見たエドは、開けるなと再度彼女に迫る。
するとパニーニャは、見られたらマズいことでもあるの?と彼を挑発した。

そこでエドは、ついに錬金術を繰り出した。
壁を材料に形を変えて、彼はパニーニャから時計を取り戻そうとする。
だがそれでもパニーニャの身体能力の方が勝り、エドはなかなか彼女を捕まえることができない。

その光景を遠目に見ていたアルとウインリィは、エドがパニーニャを誘導してくるのを待つ。
エドは次々に攻撃を繰り出しながら、パニーニャを追う。
パニーニャはその攻撃を避けながら、跳んで逃げていくー

その時ーエドが不意に、床に手を押し当てた。
だが床は、形を変えない・・。
パニーニャは疑問に思い、思わず足を止めた。

その瞬間だった。
パニーニャの足元が急に脆くなり、彼女は床下の店に落ちてしまう。

作り出すだけが錬金術じゃないー
エドはすぐさま檻を作り出し、彼女の頭上に落とす。

だがその攻撃すら、パニーニャは見切っていた。
彼女は檻から難なく逃れると、騒ぎに乗じて店を出る。
そんな彼女にー声をかけたのは、アルだった。

店から出てくるのを待ち構えていたアルは、パニーニャを見るとすぐに錬成陣を組む。
パニーニャの足元に描かれたその錬成陣はぱっと光ると、一気に鳥かごを錬成して彼女を閉じ込めた。

これにはパニーニャも、感嘆の声をあげた。
ウインリィとエドもやってきて、3人はようやく捕まえたパニーニャを囲む。
するとパニーニャはかごの材質を拳で確かめ、うなづいた。

そして一歩下がり呼吸を整えると、彼女は右足をひゅっと飛ばした。
その途端、アルの作った鳥かごは脆くも切り崩されてしまった。

見ると、パニーニャの右足はオートメイルで、ナイフが仕込まれていた。
左足にはカルバリン砲が仕込まれている、と彼女は得意そうに笑う。

両足オートメイルであの運動能力・・
エドたちは今度こそ、彼女に脅威を感じるのだった。

その間にも、パニーニャはさっさと鳥かごを抜けて逃げようとする。
だが今度はーその腕を、ウインリィが掴んだ。

離さないわよー。
ウインリィは目を光らせ、パニーニャに歩み寄る・・。

そのオートメイル、もっとよく見せて!!

彼女はそのままパニーニャの両手を握りしめると、そう嘆願した。
思いもかけない言葉に、パニーニャは目を丸くする。
しかしそれ以上に、エドとアルはウインリィにあきれ果ててひっくり返るのだった・・。




















オートメイルの聖地、ラッシュバレー。


今回はラッシュバレーに降り立ったエドたちが、スリに遭う話でした。
久しぶりに和やか(そうか?)な話だった気がします。

子どもらしいというのかな・・。
エドたちの協力プレイも、見てて楽しかったです。


ラッシュバレーは、イシュヴァ―ルの内乱で栄えた町なんですね。
そう聞くと複雑ですが、戦争で体の一部を失う人がいるというのは当たり前の事実。
必要とされる技術を提供し、栄えてきた町なのですね・・。

でも前回のイシュヴァ―ル人の生き残りの人たちもそうだけど、皆戦争を乗り越えて笑顔で生きているから本当にたくましいです。
きっとトップがマスタングのような正義に厚い人になれば、更に人々は力を合わせてよりよい国を作って生きていこうとするのでしょうね。
早くそんな日が来てほしいーと改めて心の底から思いました。

今回登場したパニーニャも、戦争で両足を失ったのかな?
スリをして生きているのも、両親を戦争で亡くしたから・・とか理由があるのだと思います。

その辺も、次回は深堀りされるのかな?
この出会いが、エドたちにどんな影響を与えてくれるのか楽しみです。


後はパニーニャに、オートメイルの最適な動かし方とかも習ったりするのかな、と予想してます。
今回の旅は元々は師匠の元に行くためのものでしたし、エドたちの強化イベントになるのでしょう。
肉体的に鍛錬するには、パニーニャはまさにうってつけですよね。

機械の整備や進化も大事。でもそれを操る肉体を鍛えることが、何よりも大事だと思います。
エドは今回の経験を通して、何倍も自身を強化することができるのかー?
刮目ですね!




さて、後はウインリィ。
今回は彼女のいきいきした表情がたくさん見れて、幸せでしたw

エドたちのためもあると思うけど、彼女自身本当にオートメイルが好きなんですね。
まぁピナコをずっと見て育ってきてるもんなぁ。
彼女にとっては両親の仕事よりも、もはや馴染みがあり愛着のある仕事なのでしょう。

ウインリィも今回の旅で様々なオートメイルを目にして技術を学ぶことで、今後のエドのオートメイルに役立てていく展開がありそうですね。
もしかしたら、武器の装備なんかもあったりして?!w
楽しみに、彼女の成長も待ちたいと思います(^^)




最後に、エドの銀時計について。

国家錬金術師の証である時計。
なぜか蓋が開かないようになっているみたいですが、これは何なのでしょうね。

エドの様子を見るに、単に壊れている訳ではないようですし・・。


個人的な予想としては、何か錬成陣が刻まれているのかな、と思いました。
それこそ人体錬成のときに使用した錬成陣を、戒めとして刻印しているとか・・。
スカーの腕を思い出して、ふとそんな予感がしましたが、さてどうでしょうね。

まぁ触れられたくないもののようなので、明るい話ではないのでしょう。
アルやウインリィは、そのことを知っているのかな?
もしかしたら、またひと悶着あるのかもしれないですね・・。

当然のことではありますが、本当にエドとアルの心の傷は深いなぁ。。
彼らが心から笑える日が一刻も早く来ることを、望んでしまいますね。

とりあえずは師匠の元に行って、何か情報が得られるといいですね。
次回でラッシュバレー編はおしまいかな?
この旅も、彼らにとって実りあるものとなりますように祈って、終わりたいと思います。









さて、次回はパニーニャと仲良くなって?、オートメイルの秘密などを教えてもらう話かな?
彼女の身体能力、そして技術を尽くしたオートメイルは、エド・アル・ウインリィ誰にとっても有益な情報をもたらしてくれそうですね!

エドの銀時計の秘密も気になるところですが、せっかくウインリィが一緒なんだし旅自体も楽しんでくれるといいなぁなんて思っちゃいます。
せっかくだから、パニーニャとも仲良くなれるといいですね(^^)


次回も楽しみです☆