前回、エドたちの説得により、スカーを撃とうとする手を下ろしたウインリィ。
彼女を守れたことに安堵し、エドたちは再びスカーとの戦いに挑みます。

一方、傷を負ったランファンは、自らの腕を切り落とすことでブラッドレイを欺きます。
そしてついにグラトニーを生け捕りにしたリン。

戦いはクライマックス。
合流した先で、彼らはホムンクルスの真実を手に入れるのでしょうかー?!

感想です☆




第48話~ 「待ち人の約束」





※以下、ネタバレあり※









◎あらすじ◎

リンが、グラトニーを捕えた。
エドたちが息を呑むなか、スカーは現場の状況が理解できずにいた。

何が起こっている?ホムンクルスだと?
彼が周囲を窺っていると、何か砂利を踏む音が聞こえた。
そして次の瞬間ー彼の足が、銃弾で撃ち抜かれた。

その衝撃に、スカーは叫び声をあげる。
地面の石を割り砕きながら、1台の車が路地裏に飛び込んできた。
そしてそこから変装したホークアイが顔を出し、リンにグラトニーを車に乗せるように言った。

彼女の手には、拳銃が握られていたー。
リンはなんとかグラトニーを車に投げ入れ、自身も乗り込む。
すると車はすぐにその場を離れて走って行ってしまった・・。

恐らくマスタングが向かわせたのだろうー。
そう考えたエドは、憲兵たちにバレないようにアルに口止めをする。

マスタングなら、後できっと情報をくれる・・。
2人は顔を見合わせると、再びスカーに向き直った。
今はこっちが優先だ!!

まずエドが、スカーの頬を殴った。
足をかばっていたスカーは攻撃をもろに食らうが、すぐに応戦して地面を破壊する。
それをよけた2人は、同時に手を合わせた。
スカーを捕まえて、ウインリィの両親の殺害の件やその他諸々、出る所へ出て裁いてもらう!!

だがその時、アルの身体をメイが蹴り飛ばした。
彼女はどこからか現れたと思うと、困惑するエドとアルを攻撃する。
そしてスカーの前に降り立ち、彼に助太刀した。

突然現れた少女に皆が驚くなか、憲兵たちがようやく追いついてやってきた。
人声を聞きつけたメイは、一旦スカーを連れて退却しよう、と鏢を飛ばす。

その鏢が水道タンクに突き刺さると、彼女は錬成陣を描いて近くにある炭と合わせ、爆発させた。
辺りは一気に煙が立ち込め、何も見えなくなる。
その隙に、メイはスカーを連れてその場を後にする・・。

残されたエドたちが目を使えるようになったときには、既に遅かった。
スカーの姿が無いのを確認したエドは、顔をしかめ唇を噛む。

スカーーーー!!!
路地裏には、彼の叫びがこだまするのだった。

その頃ー
ホークアイとリンは、マスタングの隠れ家へと車を走らせていた。

リンはホークアイに、仲間を1人拾っていきたい、と頼む。
彼の必死な様子を見たホークアイは、車を迂回させリンの指示で進むのだった。

ーその姿を、憲兵たちと合流したブラッドレイは目撃していた。
彼はリンに気付くと、車を運転しているのがマスタングの部下であることを視認する。

マスタングが関与している・・。
そのことを知ったブラッドレイは、去って行く車を睨むのだったー。


その後ー
エドたちから逃れたスカーは、メイに連れられヨキとも合流した。

ヨキは周囲の様子を見に行き、憲兵が走り回っていると報告する。
一方、メイはスカーの足の怪我を手当てしていた。

彼女は錬丹術で傷口を塞ぎ、止血する。
動けるようになったのを確認すると、スカーは自身の刺青を見て考えた。

錬金術と錬丹術をミックスしたその刺青は、兄が彼に遺したものだ。
彼は兄のことを思い出しながら、同時にさっきのウインリィの瞳も思い返していた。

彼女の、心底自分を憎む瞳ー
俺もあんな目をしているのか・・。
スカーは胸に黒くわだかまるものを感じた。

どこまで行っても、憎しみは憎しみしか生まんのか・・。

同刻ー
憲兵の運転する車で、保護されたウインリィを迎えに行くため、エドたちは憲兵司令部へと移動していた。

車中、エドはアルが小さなパンダを抱えていることに気付く。
そのパンダはメイが連れていたものだが、あの混乱で彼らはバラバラになってしまっていたのだー。

パンダのシャオメイは知らない人間に怯えるが、アルの優しさに少しずつ懐いていく。
だが短気なエドには全く懐かず、むしろ威嚇する有様だった・・。

そうしている内に、彼らは憲兵司令部に着く。
そして案内されてウインリィの元へ行くと、そこにはーブラッドレイもいた。

どうしてここに・・。
驚くエドたちに、ブラッドレイは偶然聞きつけた、と答える。
大切な人材の身内だからね、丁重に扱わなければー
彼はそう言うと、席を立ちあがる。

そしてエドに、素直な良い子だから大事にするように、と一言告げると、彼は去って行ったのだった。

その後ろ姿を眺めていると、ウインリィがエドたちに尋ねた。
父さんと母さんのこと、いつから知っていたのー?
そう問われたエドは、クセルクセス遺跡で聞いたことを全てウインリィに打ち明けるのだった。

全てを聞き終えたウインリィは、下を向いたままだった。
そう、父さんと母さんは最期まで人のために尽くしていたんだね・・。

彼女はそう言い、薄く微笑む。
やっぱり2人は自分の誇りだ。でも何よりもまずは、生きて帰ってきてほしかった・・。

待つのは、怖くて辛いよー。
その言葉が自分たちに向けられている気がして、エドとアルは何も返せなかった。

その後、彼らはホテルへと戻った。
するとフロントの人間が、ウインリィに電話が入っていたことを伝える。
ウインリィが出ると、電話の相手はラッシュバレーの彼女の働き口の店主、ガーフィールだった。

彼はウインリィが中央に来て以来ずっと1人で店を回していたが、客が皆ウインリィに会いたがってしょうがない、とこぼした。
その横で次々に客が、ウインリィに電話を代わるように声をかけているのが聞こえる。
その騒がしくも温かい空気に、ウインリィの頬をいつのまにか涙が伝っていたー。

彼女は電話口で、ガーフィールたちにすぐに戻るようにする、と伝える。
頑張るから・・頑張るから・・
自分に言い聞かせるようにそう言いながら、彼女は最後に皆に言った。
ありがとうー。

―翌日、ウインリィは汽車で1人ラッシュバレーへと戻ることにした。
エドたちは心配したが、彼女は大丈夫だ、と話し進んでいく。
そんな中ー彼女はエドたちに言った。

あの時・・止めてくれてありがとうね。
ウインリィはまだ前向きに進む気にはなれなかった。
だが彼女は、気づいていた。自分を待ってくれている人たちがいることをー。

その人たちのためにも、自分は引き金を引かなくて良かったー・・。
ウインリィは振り返り、2人に笑みを見せた。
皆が待っているから、皆のおかげで耐えられるー。

それから、ウインリィは汽車に乗り込んだ。
窓越しに、3人は最後の会話を交わす。

ウインリィは心配そうに2人を見つめ、死なないでね・・とぽつり呟く。
エドとアルはその言葉に、力強くうなづいて見せる。

その時、発車を告げる汽笛が鳴った。
エドはそれを聞くと、ウインリィに一言だけ告げようとする。
今度・・
その言葉は、汽笛にかき消されてウインリィの耳には届かなかった。

何?
聞き返すウインリィだが、エドは背を向けてしまう。
だがしつこく問いただされた彼は、発車の直前に振り返って叫ぶ。

今度お前を泣かすときは、嬉し泣きだ!!
絶対にアルと2人で元に戻って、嬉し泣きさせてやるからな!!
それを聞いたウインリィは、満面の笑みでそれに応えたー。

そうして、汽車は出発した。
遠くなっていく2人の背中を見つめながら、ウインリィは幼い時のエドのことを思い出す。

ー俺は国家錬金術師になる。だから俺に自由に動かせる手足をくれ!
ー1年だ!

その真っすぐで強い瞳を思い返しながら、ウインリィはふと気づく。
いつのまにか彼の背中が、自分を守れるくらい大きくなっていたことに・・。

ああ、そうかー。
ウインリィは、思った。
あたし、ずっと前から惚れてたのかもしれない・・。


駅を出ると、マスタングの車がエドたちを待っていた。
2人は車に乗り込むと、早速グラトニーがどうなったかについて訊く。
どうやら今はホークアイが、彼を郊外の空家に収容しているらしい・・。
彼らはそこへ向かうことにする。

ふとエドは、マスタングの怪我の調子が気になった。
まだ治りきっていないはずだ・・。
そう指摘すると、マスタングは動かせる駒が少ないから・・と答える。

ハボックはあれから、リハビリに懸命に励んでいる。
だから今は、自分が動かなければならないのだー。
彼はそうエドたちに語る。

それからマスタングは道中で1人新たな仲間を拾っていくと、郊外へと車を走らせるのだった。

ー新たな仲間、それはノックスだった。
マスタングは彼を家の前で待ち、重傷者がいるから手伝ってほしい、と頼んだ。

身元がバレると困るので、普通の医者を頼れないー。
マスタングにそう聞いたノックスは呆れながらも、手伝ってやる、と道具を取りに行く。

自分はイシュヴァ―ルから帰った後、妻と離縁した。だから気にすることはない・・。
ノックスがそう話すのを聞き、マスタングはうつむくのだった。

ー郊外の空家に彼らが着いたのは、夜明け近かった。
そこには、先にホークアイと移動してきたリンとランファンがいた。
ノックスはランファンの傷を見ると無茶しすぎだと怒りながらも、早速処置に入る。

その処置は辛いものらしく、奥の部屋からはランファンの呻く声が響いた。
その声を聞きながら、リンは1人座り込むー。

そこに、エドたちが合流した。
エドの気まずそうな表情を見たリンは、2人に巻き込まれた訳ではない、と首を振る。

あれは共同戦線だった。話を持ち掛けたのは自分なのだから、2人が気に病むことはない・・。
不老不死を求めるからには、それなりの犠牲は覚悟して出てきているー
彼はそう言うと、言葉を切った。

そうだ、覚悟していたはずだった・・。
リンは拳をぐっと握りしめる。
だが覚悟が足りなかった。甘かった。
自分よりも、ランファンの方が覚悟があったー。

その後ー処置が終わり、一行はランファンの様子を見に行った。
大丈夫か?何かできることはあるか?
そう心配そうに尋ねるエドたちに、ランファンは目を開ける。
そしてエドの腕を見ると、口を開いた。

オートメイル・・この国のオートメイルを紹介してほしい。新しい腕が必要なんだ・・。
それを聞いたエドは、いい技師を紹介する、とうなづく。
するとランファンも、ほほ笑んでみせたー。

その様子を見ていたマスタングは、彼女は強いな・・とリンに声をかける。
2人は改めて、自己紹介をした。
ロスの件、ランファンの医者の件ー2人は知り合えたことに感謝し、固く握手する。

この出会いは、互いにとってメリットがあった。
リンにとってはアメストリスの国軍大佐と知り合えるきっかけとなったし、マスタングにとってはシンの皇族と知り合えたのは将来の大きな収穫となるからだー。

だが一番の収穫は、なんといってもグラトニーだ。
マスタングは部屋の奥に捕らえられている彼に目をやる。
ノックスも気付き、あれは何だ・・と目を見張り、ホムンクルスだと聞いて驚きの声をあげた。

マスタングの説明に、彼は信じられない・・と頭を抱える。
だがマスタングは、更に信じがたい事実を伝える。

生きた人間を犠牲にして作られた賢者の石を核に作られた化け物が、ホムンクルスであること。
そのホムンクルスは、軍の上層部ともつながりがあるらしいこと。
そしてヒューズは軍の暗部に気付き、殺されたらしいこと・・。

するとそれを聞いていたリンが、それどころじゃないぞ、と声をあげた。
彼は、ブラッドレイもまたホムンクルスである可能性が高い、と皆に告げる。
それを聞いた一行は呆然とする。

だがリンにブラッドレイの左目の件を聞いた彼らは、一気に疑惑を深めた。
ブラッドレイがホムンクルスだとしたら、目的は何だ?!なぜ周りの人間は、気づかない?!
その疑問に、リンも首を傾げる。

彼はブラッドレイと対峙した際、エンヴィーやグラトニーに感じた人ならざる者の気配を感じなかった。
むしろ、明らかに人間の気と同じだったー。
それを伝えると、アルはブラッドレイの子供のことを思い出した。

ブラッドレイには、セリムがいる。ホムンクルスには生殖能力はないはずだ・・。
彼がそう指摘すると、ノックスがあれは養子だ、と答えた。
ブラッドレイには、血を分けた子供はいないのだという・・。

それなら・・
エドたちは、ますますブラッドレイへの疑惑を強める。
その時、マスタングが笑い声をあげた。

化け物か、人か・・。何にしても、大総統の椅子から引きずりおろしやすくなったな!

彼はそう言うと、早速グラトニーから情報を引き出そうと提案する。
ついでに賢者の石も回収できれば、ハボックの治療ができる・・。
だがその案に、リンは反対する。

彼はグラトニーは不老不死の手がかりだから、シンに連れ帰るつもりだ、と話す。
すると
今度はそれを聞いたエドが、強硬に反対した。
彼らにとっても、グラトニーは元の身体に戻る手がかりになりうるからだ。

そうして、3組は言い争う。
その声を聞いていたグラトニーは、「マスタング」という単語を耳にして身体をびくっと震わせた。

マスタング・・。
それは、彼が大好きだったラストを殺した仇の名だった。
その人物がすぐ近くにいるー
そのことに気付いたグラトニーは、息を荒くし表情を険しくする。

ロイ・マスタングーーーー!!!
彼は雄たけびを上げた。
驚くエドたちの目に、グラトニーの腹から真っ黒な瞳が覗くのが映った。

その瞳は、彼らに牙を剥くー。
瞬間、グラトニーは周りのものを全て呑み込んでしまうのだった。




















大切な人との約束。


今回は戦いが終わり、ウインリィがエドたちの元を去る話でした。
これにて、スカー戦は一旦終了!
結局捕まえることはできませんでしたね・・。無念だ・・。

ただスカーは冷静そうに見えましたが、実際はウインリィに会ったことでだいぶショックを受けていたようです。
彼女の瞳に、やっぱり自分を重ねてしまっていたのですね・・。

憎しみしか映らない瞳。
自分もあんな目をしていることに気付いたスカー。
今日こそ、師父の言葉を実感した日はないでしょう。

これからも殺生を続ければ、同じような目をした人を増やしていくことになる・・。
復讐は復讐しか生まないー
それを実感したとき、彼に変化は訪れるのでしょうかー。

後、今回メイに助けられた彼。
錬丹術の医療を目の当たりにして、何か感じたものがあるのではないかなーとふと感じました。

スカーの兄も医療に明るい錬丹術に興味があったようだし、その意志を引き継ぎ自分の罪を悔いる意味でも、彼が医者を目指す展開もあり得るかも・・と思ったのですよね。

もちろんただの思いつきですが、メイと知り合ったのも何か縁あってのことでしょう。
ウインリィ同様、スカーの手もまた人を生かすための手となればいいのにー。

少しずつスカーが変わっていくことに、期待したいですね。



で、メイですよ!
ようやく現れました。今回はリンとの邂逅はなさそうです。
焦らすなぁ~。

面白かったのは彼女はエドを金髪美青年だと信じ込んでいるから、実際にエドに会っても探している人物だとは気づかなかったことw
豆って言ってましたしね・・w自分も背が高いわけではないのにねw

これは現実を知ったとき、相当なショックを受けるでしょうね。
むしろシャオメイに優しくしてるアルの方と親しくなる予感。

エドはシャオメイに嫌われまくっているので、メイとも相性が悪そうですw
今度再会するときには、彼が憧れの人物だと気づくのかなー?
どんな出会いになるのか、楽しみにしてようと思います(^^)




さて、続いてはウインリィについて。
両親の死の真相を知り、事実を受け入れられず憔悴するウインリィ・・。
彼女の泣き顔は、本当に胸を締め付けられますね。
いつも明るい人が泣くのは、見ていて辛いです・・。

でも彼女が仲間の大切さに気付けたのは、良かったです。
エドがいてアルがいて、ラッシュバレーで自分を待ってくれている人がいる・・。
その事実が、どれだけ彼女の気持ちを救ったでしょう。

エドが言ったように、ウインリィの手は人を生かす手です。
そんな手を求める人がいる限りー彼女は前に進むことができるのです。
人に必要とされるって、本当に大事なことですよね。ハボックを見ていてもそう思います。

自分を必要としてくれる人たちのためにも、手を汚さなくてよかった。
そう思えたウインリィは強いですね。彼女なら、きっと立ち直って更に前に進んでいけることでしょう。
これでしばらく出番はないのかな。次会うときには、別れるときのような満面の笑みが見られるといいですね。

今回ブラッドレイがウインリィと出会ってしまったことが気になりますが、何もされないことを祈ります・・。
これ以上彼女を戦いに巻き込まないでほしいですね。
ウインリィには自分の場所で成長しながら、エドたちを待っていてほしいですから・・。

彼女もついにエドを好きだと気づいたし、そっち方面も今後は期待!
それにしても荒川先生は、描写が上手いですよね!
ずっと前から惚れてたのかもしれないーなんて、キュンキュンしちゃったじゃないですか!

早くエドにもそういう気付きがあるといいな~。
2人の関係が進展するのかも、楽しみです!





続いては、マスタングとリンについて。
ようやく出会った2人。
リンはエドだけではなく、マスタングとも手を組むことに。
味方が増えて、まずは良かったです。

ランファンも、一命を取り留めて本当に良かった!!
ノックス、口は悪いけど人を見捨てられない優しさがあり、良い先生ですね。
彼も味方として今後も協力してくれそうで、嬉しい限りです。

ただ妻の離縁の話とか、ノックスもイシュヴァ―ルの内乱で心を病んだのかなーと感じました。
イシュヴァ―ルの内乱については、皆が傷ついた姿を見せているので、本当に苦しいですね。
何があったのか、当時のことをもっと知りたい気もするけど、知るのが怖いような気もします・・。

で、ランファンは今後はリハビリを積んでオートメイルを装着するようですね。
辛いはずなのに、エドにまでほほ笑んでみせる彼女には、敬意しかありません。
強すぎるよ、ランファン・・。

リンも反省する部分は多くあったようですが、落ち込むのではなく、この経験を元に更に精進しようとする気概が見られてほっとしました。
彼のそういうところ、やっぱり王に向いているなーと思います。
人の命を預かる立場だということを、よく理解していますよね。

一度痛い目を見た彼は、もう間違えないでしょう。
口先だけではなく覚悟が必要なんだということを、今回彼は痛いほど学びましたからね。
きっと王になろうという思いもますます強まったでしょうから、今後の彼の成長にも期待です。


一方、マスタング。
彼も今回の戦いで、だいぶ大きな収穫を得ました。
ブラッドレイにホークアイの姿を見られたのは痛かったですが・・。

1つは、グラトニーを手中に入れたこと。
リンやエドの目的がそれぞれ違うので賢者の石を奪うのは無理でしょうが、情報を引き出すことができるだけでも十分な収穫です。
彼をきっかけに、一気に軍の暗部を暴くことにつながるといいですね。

そしてもう1つは、ブラッドレイがホムンクルスである可能性にたどり着けたこと。
これが本当なら、ブラッドレイを引きずり下ろす十分な動機になるー。
一気に彼が上へ登り詰める足掛かりが見えてきました。

まぁ実際にはそんな上手く進むはずはないですけどね。
ブラッドレイもリンから情報が漏れるのは織り込み済みでしょうし、そろそろ作戦を仕掛けてくるはず。
むしろ足元をすくわれるのは、マスタングの方かもしれません。

でもそれでも、敵の正体が明らかになることはメリットです。
マスタングにも仲間がいるのでその仲間と協力して立ち向かえば、少しずつでも平和な世に近づいていけるでしょうからー。
ヒューズ殺しの犯人への敵討ちも、近そうですね。

まずはブラッドレイの正体を、明らかにすることですね。
その役を負うのは、やっぱりマスタングでしょう。
危険な立場ですが、そこを機に軍の暗部を晴らしてくれると信じています!

こちらも、これ以上の犠牲が出ないようにー
頑張れ、マスタング!!


・・にしても、セリムがブラッドレイの実の子ではないというのは驚きでしたね。
やっぱりホムンクルスには生殖能力がないのか・・。
ということは、ホーエンハイムって何?とまた混乱することになってしまいましたね。

ただ、ありえないことはありえないーというのがこの物語のスタンスです。
皆がありえないと思っているだけで、実際には生殖能力のあるホムンクルスもいるのかも。
さすがにエドたちがホーエンハイムの子供じゃないとは考えにくいからなぁ。
普通にエド、ホーエンハイムに似てる気がするし・・w

うーん、ホムンクルスにはまだまだ隠されていることが多そうですね。
謎が謎を呼ぶ・・。なかなか全貌がはっきりせず、ドキドキするなー。

やっぱりグラトニーから情報を引き出せるかが鍵ですね。
暗雲立ち込めているけど、有能な3組が揃っているのでどうにかなるはず・・!





で、最後にグラトニー。
ラストの仇であるマスタングに、殺意を見せるグラトニー。
怒りからか、その姿がおかしくなりました。

お腹の中の目ーあれは何でしょう。
賢者の石?でもラストはあんなの見せなかったし・・グラトニーに特有のものでしょうか。
全く何だか分からないけど、ヤバいものであることは間違いないですね。

もしかして普段のグラトニーは仮の姿で、あっちの目の方が本来の姿だったり・・?
暴食という名が本来の彼ですから、可能性はありますよね。

だとしたらマスタングたちは、とんでもないものを陣地に入れてしまいましたね。
彼が派手に暴れればホムンクルスたちも見つけやすいだろうし、この状況は結構マズいと思います。。

エドたちは再びグラトニーを捕え、必要な情報を聞き出すことができるのかー。
戦いの行方、見守っていきましょう。





さて、次回は暴走したグラトニーと戦う回ですね。

グラトニーの標的は、マスタング。
まだ怪我の治りきっていない彼は、グラトニーに敵うのでしょうか。

もちろんエドたちやリンの助太刀はあるでしょうが、それにしても得体のしれないものを腹に秘めていたグラトニーは脅威・・。
一体どんな能力を見せるのかーハラハラしながらも、気になりますね。

手負いのランファンやノックス、ホークアイもいるので、誰も傷つかないことを祈るのみです。
戦いの行方はいかにー?!

次回も楽しみです☆