前回、ホムンクルスたちと戦いになるエドたち。
イシュヴァ―ルの内乱の真実を知ったスカーは、彼らと共闘します。

そんな中、グリードと戦ったエドは、彼の中にリンがまだ残っていることを察します。
これは、ホムンクルスを倒す上での光明となるのでしょうかー?

感想です☆




第56話~ 「円卓の獅子」





※以下、ネタバレあり※









◎あらすじ◎

エドたちは、エンヴィーにブラッドレイの元に連れていかれた・・。
残されたお父様は、地面に倒れ回復の遅れているグラトニーを見やる。

グラトニーの賢者の石は尽きているらしく、再生はなかなか進まなかった。
苦しそうに呼吸する彼の身体に触れると、お父様はその腹に手を突っ込み、賢者の石を取り出した。

するとーグラトニーの身体は、見る見る内に灰と化していく。
お父様はその姿を見下ろしながら、彼に言った。
また造り直してやる。記憶もそのままになー。


同刻ー
中央司令部の更衣室で、エドは汚れた身体を洗っていた。
彼はそこで待機するアルに、グラトニーの腹の中でのことを話す。

真理の扉の前でアルに会ったー。
それを聞いたアルは驚き、自分の身体が確かに存在していたことを喜ぶ。
また一歩目標に近づいたー
2人は拳をぐっと握る。

だがその時、アルは通行料のことに気付いた。
どうやって扉を開いたのかー
そう問われたエドは、エンヴィーの賢者の石を使ったことを明かす。

賢者の石は、人間の命が使われている。
今回使ったのは、クセルクセスの人たちの命だー
エドの話を聞いたアルは、戸惑う。

エンヴィーは賢者の石になった人たちのことを、もう還るべき肉体も魂もないただのエネルギー体だと言った。
だがエドにしてもアルにしても、そんなに簡単に割り切れるものではない。

しかしそれでも・・エドは唇を噛みしめる。
自分自身の人体錬成が成功すると証明された今、賢者の石を使えばアルの身体を取り戻すことができるのだ。
早くあそこから出さないとー。
彼はそうアルに話す。

だがアルはそれでも、賢者の石を使うことに抵抗を示す。
理屈ではそうでも、あれはやっぱり人間の命だ。兄さんはそれでいいのー?!
彼は迷い、そう尋ねる。するとエドは叫んだ。

お前はあの身体を見てないからだ!あんなガリガリの姿を見たら、一刻も早く助けてやらなきゃと思うだろー?!
そう言ってシャワールームを飛び出した彼は、ふとアルの肩にまだあのパンダが乗っかっていることに気付く。

それを指摘すると、アルは事もなげに言った。
ああ、だって鎧の中にあの子がいるからー。

ー?!
エドは驚き、声にならない叫びをあげる。
すると外で軍人の姿で待機していたエンヴィーが、何事かと中に入ってきた。
急いでごまかすと、エドはとりあえず着替えを済ませる。

そしてエンヴィーの案内でブラッドレイの元に移動する間ー
エドとアルは、こそこそとやり取りした。
エドがどうするつもりなんだと問うと、アルは怪我をしているからノックスの元へ連れていくつもりだ、と答える。

その時、エンヴィーが扉の手前で止まった。
ここからが、お前たちのことはラースに任せてあるからー。
彼はそう言うと扉をノックし、開ける。

そこには、ブラッドレイの他にマスタングの姿もあった。
驚くエドたちに、マスタングは何があったのかを手短に話す。

フュリーは南、ファルマンは北、ブレダは東に飛ばされた。ホークアイは大総統付きの補佐に異動だー。
彼の話を聞いたエドは、まるで人質じゃないか・・!とブラッドレイを睨む。

マスタングは、更に続けた。
軍の上層部だけじゃなかった・・。全て真っ黒だー。

その言葉に、エドたちは全てを察する。
・・ということは、キング・ブラッドレイはやっぱりホムンクルスー!!

彼らは席についたが、緊張を緩めなかった。
さっと周囲を見渡し、アルは考える。
この部屋には、大総統1人。彼が持っているのは、剣1本・・。

つまり、国家錬金術師相当が3人いても勝てるという訳かー。
マスタングもまた、ブラッドレイの余裕を見て取る。

そんな中、エドはブラッドレイに話した。
まさかホムンクルスだとは思わなかった。まんまと騙されてしまったーと。

ブラッドレイは首を突っ込むなと言ったはずだ、と言い、3人に大人しくしているように告げる。
君たちは我々にとって、貴重な人材だ。時が来るまでは大人しくしていろ。そうすれば、悪いようにはせん。

それに対しエドは、ではその時が来たらー?と尋ねる。
自分たち人柱以外の人間はどうなるのだ?
ブラッドレイは、余計なことは知らなくていい、と答えなかった。

そこでエドは、鋼の錬金術師か・・とブラッドレイにもらった二つ名のことを考える。
この二つ名をもらったときは堅苦しい名だと思ったが、まさかこんな嫌な重みになるとは・・。
彼は息をつくと、懐から銀時計を取り出し、ブラッドレイに差し出した。
それなら、この二つ名捨てさせてもらうー。

彼は、自分が国家錬金術師になった理由を語る。
それは元の身体に戻るためと、それを調べるために様々な特権が得られるからだった。
その思いがあったから、大衆のための錬金術を軍のために使うことも、納得してきた。

だがー国家錬金術師制度自体が人柱候補の選出のためで、この国を脅かすことに加担させられるというのなら・・
エドはテーブルの上に、銀時計を投げ捨てた。
こんなものはいらない。俺は国家錬金術師をやめる。

その時計を、ブラッドレイは静かに見下ろした。
彼はエドに、それは持っていろ、と返す。
君はこれを持ち続けなければならなくなる。自らの意志でなー。

その意味深な物言いに、エドは眉をひそめる。
するとブラッドレイは、なんて言ったかな、あの娘ーと天井を仰ぐ。
その目が、エドとアルを捉えた。
そう・・ウインリィ・ロックベルだったかな?

その瞬間、エドとアルの背に戦慄が走った。
目を見開く2人に、彼は続ける。

君たちの幼馴染で、オートメイル技師。2人にとっては、家族にも等しい存在。
どうやらブラッドレイは、既に調べを済ませていたようだ。
彼は、ウインリィが現在ラッシュバレーにいることもほのめかす・・。

溜まらず、エドは机を殴った。
あいつには手を出すな!!周りの人もだ!!
そう怒鳴る彼に、ブラッドレイは笑顔でうなづく。
君は正直者だなー。

その手が、銀時計を掴んだ。
で・・どうするかね?これが要らないというなら、斬って捨ててもよいが?

ーそこには、選択肢などなかった。
エドは唇を噛み、再び銀時計を手にする。
それを懐に戻すのを見たブラッドレイは、満足気に微笑んんだ。
君たちをここに呼んだのは、立場を分からせるためだ。それでいい。

すると、今度はアルが声をあげた。
彼はブラッドレイに、身体を取り戻す旅だけは続けさせてくれないか?と頼む。
ブラッドレイは、余計なことをしなければ構わないよ、とそれを認める。

それから、ブラッドレイはマスタングを見やった。
それで君は?まさか軍を辞めるとは言い出さないだろうな?

矛先が自分に向いたマスタングは、悩んでいるふりをする。
そうですね、飼い犬になっても、負け犬になるのは耐えられないですね・・。

彼は銀時計を、胸の前に掲げる。
何より私は私の野望のために、軍服を脱ぐこともこれを捨てることもできそうにはありませんー。

ブラッドレイはその答えに、よろしいと微笑みうなづいた。
話は終わり、3人は解放されることとなる。
最後に‥と部屋を出る前に、マスタングが口を開いた。

ヒューズを殺したのは、あなたですか?
だがブラッドレイは首を振り、自分ではないと答える。
マスタングも、それ以上は聞かなかった・・。

その時ーブラッドレイが、アルにちょっと待つように声をかけた。
振り返る彼の身体にーブラッドレイは剣を突き刺した。

エドとアルは手を出す間もなく、ただ息を呑み立ち尽くす。
ブラッドレイはすぐに剣を引き抜くと、何もついていないことを確認して、行っていいーと2人に告げる。
そうしてようやく部屋を出た彼らは、ブラッドレイの姿が見えなくなった途端に全身を震わせた。

危なかったーーー!!

メイは背が低いから、辛うじて剣から逃れることができた。
もし少しでもずれていたら・・そう思うと、彼らは生きた心地がしなかった。
すぐにここを離れようと、エドたちは足を急がせる。

その道中、2人はマスタングにノックスの住所を聞き、移動するための金を借りる。
事情が呑み込めないマスタングだったが、彼はホークアイを待たせていることを思い出し、急いで外へと向かうのだった。

ー外に出ると、ホークアイと共にアームストロングが待っていた。
彼女は一晩じゅう、ここでマスタングの帰りを待ってくれたのだ。
その顔を見て、マスタングは少し安心する。

逃げなかったのか・・。
気の抜けたような顔の彼を見て、ホークアイはくすっと笑う。
何があっても諦めるな、と言ったのは、どこのどなたですか?

その笑みに、マスタングは敵わないなー・・と頭を掻く。
彼はホークアイとアームストロングを伴い、車に乗り込むのだった。


その頃ー
町の公衆電話で、エドたちはウインリィに電話をかけていた。
彼女の無事を確認するためだったが、電話先では元気なウインリィの声が聞こえてきた。

彼女はエドの腕がまた壊れたのではないか、と迷惑そうな声をあげる。
その様子にほっとしていると、ウインリィは笑った。
電話、嬉しい。2人共、ありがとうー。

そこで2人は電話を切る。
その時ーいつからいたのか、背後からグリードが声をかけた。
そういう必死さが、付け込まれる隙になるんだよ。

2人は驚き、何の用だと尋ねる。
するとグリードはポケットから1枚の紙きれを取り出し、これを待っている女に渡してほしいそうだーと言った。
文字は読めないが、エドたちはそれが何を意味するかを理解してはっとする。

彼はリンなのか、グリードなのか・・。
グリードはリンは消えたと主張するが、エドたちにはとてもそうは思えなかった。
2人は用を済ませると去っていったグリードの背中を、見つめるのだった・・。

その後、エドたちはメイをノックスの家へ連れて行った。
幸い彼女は打撲だけで、命に別状はなかった。
ノックスはどんどん患者を増やされ、困惑し怒る。

そこへ、声を聞きつけたランファンが起き上がってきた。
彼女はエドとアルがいるのに気づくと、リンはどこにいる・・?と尋ねる。

そこでアルは、彼から預かった紙を差し出した。
そこにはシンの言語で一文書かれておりー皆は読めなかったが、ランファンははっとしてその紙を握りしめた。
その瞳から、やがて一筋の涙が流れる・・。

彼女は笑みを浮かべ、その涙を拭った。
若は・・賢者の石を手に入れたそうだ・・!!

そう話すと、ランファンはエドたちを見やる。
それで?若はどこにいる?早く国に帰って、このことを皆に知らせなければ・・。
表情に明るさが戻った彼女を見て、エドとアルは言葉に詰まる。

ーそれを感じ取ったランファンは、眉をひそめた。
彼女は2人に、何があった・・?と迫る。
明るかった表情はすぐに不安げに変わり、彼女は何も言わないエドたちに怒鳴った。
若はどこだー?!

その頃ー
ある建物の上で町を眺めていたグリードの元には、ブラッドレイが訪れていた。

2人はホムンクルスとしては、初めて出会う。
グリードは、自分の身体はシンの皇子のものらしい!と自慢する。

面白いぜ、こいつ。皇帝になる力を手に入れたくて、自らグリードを受け入れやがった!
そう笑うグリードに、ブラッドレイは以前リンと戦ったときのことを語る。

真の王とは何か、とその皇子と問答したことがある。
国も民も全て背負うとぬかしていたが、結局は欲をかいて全て失ったではないか・・。

愚かなことだー。
ブラッドレイはそう言い捨てる。
その瞬間ーグリードの目が光った。

やかましい。人間をなめるな。

その言い方にリンを感じ、ブラッドレイは目を見開いた。
グリードは苦笑し、・・というわけだ、と肩をすくめる。
こいつは、隙あらば俺を乗っ取ろうと虎視眈々だぜー。

それを聞いたブラッドレイは、思わず笑い声をあげた。
その身に化け物すらも呑み込もうというのか・・。どこまでも強欲な人間よ!
彼は胸に少しの高揚感を感じながら、その場を後にするのだった。


午後―
エドは、ホムンクルスたちと戦った際に壊してしまった町の修復に出かけた。

試しにやってみると、今は普通に錬金術を使えるようになっていた。
あれは何だったのだろう・・。
考えていると、彼の術を見た憲兵たちが感嘆の声をあげた。

なんでも昼前に他の錬金術師に修復を頼んだが、その錬金術師は術が全く使えなかったのだという。
それを聞いたエドは、やっぱりあの時間帯は錬金術が使えなくなっていたのだ・・と察する。
自分とアルだけではなかった・・。お父様は一体、何をしたんだ・・?

彼はその後も、壊れた個所を次々に修理して回った。
そこで彼は感謝され、皆にありがとうと礼を言われる。
その度に、エドの胸にはあのエンヴィーの身体の中にいた人間のことが思い出された。

あの魂も、浄化される際にありがとうーと呟いた。
彼は必死に、あれは高エネルギー体であって肉体も精神もないものだ・・と理解しようとする。
だがどうにも腑に落ちない感覚が残り、彼の胸はすっきりしなかった。

自分の本心は、納得していないってことだ・・。
彼は1人、自問する。
どうする?この先もまだ、賢者の石を追い求めるか?
お父様がやろうとしていることを、ただ見ているだけなのか・・?

その時ーエドは、スカーとメイは錬金術を発動できていたことを思い出した。
彼らの錬金術は、自分たちの錬金術とは系統が違う?そこを明らかにすれば、お父様にも対抗できるのではないだろうか・・。

エドはぐっと拳を握りしめる。
・・まだまだ錬金術には可能性がある!!
彼はそう思い直し、新たな道を模索する決意を固めるのだった。


同刻ー
スカーは未だ、廃工場の中にいた。

彼はホムンクルスたちを撒き逃げたように見せて、まだ中に残っていたのだ。
エドによって明らかになった、イシュヴァ―ルの内乱へのホムンクルスの関与・・
スカーはそれを明かすため、ホムンクルスたちの巣を探ろうーと天井裏を伝って移動する。

その時ー下の部屋から、誰かいるのか?と叫ぶ男の声がした。
見ると、そこには年配の小柄な男性ーマルコーがいるのだった。




















国家の狗。


今回はエドたちがブラッドレイの元に引き渡され、再び軍に忠誠を誓うよう迫られる話でした。
ホムンクルスとの戦いは、一旦終了。なんとも後味の悪い結末でしたね・・。
そしてブラッドレイ・・怖!!一国のトップの底力を見せつけられたように思いました。


まずはブラッドレイのとの会合。
マスタングも同席させたのは、彼らを牽制する目的でしたね。

2人の大事な人たちを人質に取り、自分たちに従わせようとするブラッドレイ。
さすがトップ・・きれいごとだけでは済まないことを熟知していますよね。
そうやって今までも色々と裏でも暗躍してきたのでしょう。

マスタングはともかく、エドたち子供にまで権力を使って屈服させ、国家の狗だと理解させるー。
やっぱり恐ろしい人ですね、ブラッドレイは。
お父様に反目することもあるかも・・?なんて思ってたけど、これはないなと今回確信しました。
彼は何があっても最後まで、ブラッドレイとしての役目を果たし続けるのでしょうね。

恐らく以前エドたち若い人間を眩しく思ったのは、自分にはない自由な意志のもと動いているからでしょう。
でも彼はそこを羨ましくは思っても、自分がそうなろうとは思わないのでしょうね。
それを認めたら、彼の中では今までの自分だって認められないことにもなってしまうでしょうし・・。

なのでこれからも、ブラッドレイはブラッドレイとして演じ続けていくのでしょうね。
それがラースというホムンクルスの役目であり、生き様なのでしょう。

そしてそれを揺るがす者は、誰であろうとも許さないー。
今回の話で、彼の大総統の面がより濃くはっきりしたと思います。

やっぱりとんでもない壁ですね、ブラッドレイは。
エドもマスタングも当面は彼に従う軍の一員でいるしかなくーその壁を崩すのは容易ではありません。
マスタングに至っては動ける部下たちも失い、上司たちにはにらまれ・・どうやって乗り越えればいいのでしょうね。

ただ救いであるのは、ホークアイは中央を離れなかったこと。
ブラッドレイの監視下に置かれましたが、それでも近くにいるのは精神的に助かると思います。

またエドたちも、旅を続けることを許されたのは良かったですね。
暫くはメイと行動を共にするのかな?
ホムンクルスたちの計画が実行される前に、なんとか元の身体に戻る方法を見つけられるといいですね。

ホムンクルス側はグラトニーを討ち取れるかと思いきや、どうやらお父様に再生されてしまうようで残念。
こちらはなかなか、人数を減らすことができませんね。

まだプライドとスロウスの正体も分からないので、早めに何人か倒しておきたいのですけどね・・。
どんどん敵の力が強大になっていく感じしかしません・・。

ただ少しずつその正体は明らかになっているので、対処法は見えてくるはず。
スカーも仲間とはいえないまでもホムンクルスと戦うことになるでしょうし、状況は上向いてきているともいえるでしょう!

行動は制限されても、やれることは必ずあるはずです。
皆の底力に、期待して行こうと思います。






続いて、リンとグリード。
やっぱりリンはグリードの中にいましたね。今回のブラッドレイとのシーンで確定となりました。

さすがはリン・・と言いたいところだけど、ランファンに会いに行けないところとか、切なすぎますよ。
王になるという信念から決意したホムンクルス化ですが、やっぱりそこまでしなければいけなかったのか・・という思いは残ってしまいますね。

だってリン、まだエドたちより年下なんですよ・・。
そんな幼さで一民族の命運を背負い、目的のためには自分を失うことも厭わないなんて・・。
彼の決意の強さには感服するけど、どうしても側にいる人側の気持ちになってしまいます。
やりきれないよ・・。

大体今はリンの狙い通り意識を残せているけど、それがいつまでもつかは分からないですよね。
それにこれからはホムンクルスとして戦わなけれなならない場面もあるでしょうし・・。
エドやマスタングが軍に縛られるのと、同じような感じですよね。

そういう色んな不安要素の中で、1人精神をもっていかれないように戦っていかなければいけない・・。
その先も、もう元の自分には戻れないかもしれない・・。
そんな孤独の中でリンは生きているのかなーと思うと、なんだか1人扉の前で待っているアルが思い出されて・・泣けてくる。。

ランファンだって辛いですよね。
自分がついていられなかったときに、リンがそんな選択をしたなんて・・。
ランファンやフーが側にいたら、止められたかもしれないですもんね。どれだけ悔やむことか・・。

賢者の石を手に入れたことは光明ですが、その代償はあまりにも大きかったと思います。
とりあえず今は、リンが消えないことを祈るのみですね。
彼なら大丈夫だとは思いますが、ホムンクルスの身体がどうなっているのかはまだ全然分かっていないので・・。
段々お父様に忠誠を感じるようになってきちゃったりしたら、怖いですよね(^^;)

エドたちとも頻繁に連携は取れないだろうし、今後彼がどう動いていくのかはリンの力量次第ですね。
ただ悪いことばかりでなく、ホムンクルスたちの計画を知るチャンスでもあるので、彼の活躍には期待したいところです。

きっとブラッドレイもそれぐらいのスパイスは必要・・とリンとグリードのことは面白がって口外しないでしょうし、リンがどこまで暗躍できるかは楽しみでもありますね。

後は今のところシンの後継者争いに関しても、メイよりリンのほうが一歩リードしていると思われるし、リンのほうがふさわしい器のように見受けられます。
このまま彼はアメストリスをも救い、シンの王となるのかー
それともここからメイが頭角を現してくるのか、その辺も気になるところです。

リン及びグリードの動向からも、目が離せませんね!
リンが無事でいられることを祈り、彼がいつか戻ってこられることを信じたいと思います。




最後に、スカーとマルコーについて。

あれから廃工場の中に潜伏し続けていたスカー。
彼がメイをアルに託したのは、そういう訳だったのですね。

確かに折角イシュヴァ―ルの内乱の情報を得たのに、ここで退きさがる訳にはいかないですよね。
今まで戦ってきた敵が敵ではなく、本当の敵に対峙できたのかもしれないのですから・・。

なのでスカーがここでマルコーに会えたことも、僥倖ですよね。
マルコーはイシュヴァ―ルの内乱にもホムンクルスたちにも、深く関わっています。
彼からなら、イシュヴァ―ルの真実も全て知ることができるでしょう。

ただ問題は、マルコーが口を開くかどうか・・。
スカーがイシュヴァ―ル人であることは見た目ですぐに分かるでしょうが、彼は町を人質に取られています。
そのことがある以上、迂闊に情報を漏らすことはマルコーにはできないでしょう・・。

また実際にイシュヴァ―ル人に会って真実を伝えるのって、すごくキツいことですよね。
本意ではなかったとはいえ、彼が内乱に加担したことは間違いない事実です。
その事実を前に、イシュヴァ―ル人に真っ向から向き合える度量がマルコーにあるのか・・。

ホムンクルスたちがいつやってくるかも分からないし、ここはギリギリの攻防となりそうですね。
スカー、マルコーの出会いは運命のように感じられますが、彼らはその出会いを活かすことができるのかー
見守っていきましょう。







さて、次回はマルコーからイシュヴァ―ルの内乱の真実が明かされる回でしょうか。
偶然に出会ったスカーとマルコー。
2人の出会いは、スカーに変化をもたらすのでしょうかー。

そして軍に弱味を握られたエドたちとマスタング。
彼らはこの先、どうやって敵と戦っていくのでしょうか。

次回も楽しみです☆