今回から、16巻です!

前回、イシュヴァ―ル戦の全てが語られました。

それを聞いたエドは、何を思ったのでしょうか。
また軍の暗部を知ったスカーは、今後どう動くのでしょうかー。

過去編が終わり、再び現代が動き出します。

感想です☆




第62話~ 「夢の先」





※以下、ネタバレあり※









◎あらすじ◎

ホークアイの話は終わった。
これが私の知っているイシュヴァ―ルの全てよー。
そう口を閉じる彼女に、エドは尋ねる。

大佐が大総統になりたいという目的は分かった。
でも・・この国が軍事国家である限り、この先またいつ内乱や他国との衝突が発生するか分からないんじゃないか?

そう訊くと、ホークアイはそうね・・とうなづいた。
それを防ぐためには、まずは軍の傀儡となっている議会をあるべき姿に戻し、民主制に移行する。
そして他国と協議する中で軍備を縮小していき、生き残りの道を探ることになるだろう。
そのためには、国家錬金術師制度も廃止だー。

その説明に、エドはなるほど・・と感心する。
だが彼はその時、あることに気付いた。
待って、それじゃー

乱世の英雄は、平和な世においてはただの大量殺戮者となるー。

ホークアイは、大佐や自分、果てはノックスなども裁かれることになるだろう、と言う。
皮肉なことに、現状軍人であることが、今の彼女たちを守っているのだ・・。

それを知ったエドは、マスタングはそれを知って上を目指しているのか?と彼を咎める。
そんなの自滅の道じゃないか・・。

だがホークアイは、どんな原因があろうとも自分たちがイシュヴァ―ルの民を殺したことは事実だーと強い瞳で語る。
あの戦争に関わった者は、皆思っている。
沢山の人の人生を、許可なく終わらせた。そんな自分たちが、勝手に死にたいときに死ねる訳がない・・と。

だからせめて、次の世代には笑って幸せに生きてほしいのだー。
彼らの思いを知ったエドは、うつむくー。

でも・・やっぱりおかしいよ。
彼は拳を握りしめ、ホークアイに訴えた。
皆に幸せになってもらいたいのは勿論だけど、自分たちだって幸せになりたいだろ?
自己犠牲なんて、単なる自己満足だよ!!

するとホークアイはほほ笑み、自己犠牲じゃなくこれはケジメなのだ・・と語った。
それにエドも、同じようなところがあるだろうーと彼女は指摘した。

エドはアルの身体を元に戻すために、自分を二の次に考えている節がある。
今は自分たちのことを心配するより、他にやることがあるのでしょうー?
彼女は優しく、エドに諭す。
アルもエドも元の身体に戻ること・・沢山の人たちが、その日を待っていてくれてるはずだから・・。

ーその言葉に、エドはそれ以上返す言葉を見つけられなかった。
彼はその後、アルを迎えに行くことにする。

玄関で、2人は明日からのホークアイの異動を憂いた。
彼女の立場は、人質みたいなものだ・・。大丈夫か?とエドは心配する。
だがホークアイは、考えようによってはいつでも寝首を掻けるということだからねーと飄々と答える。
その姿に、エドは少し安心して部屋を去るのだった。

ーその頃、アルもまたノックスから、イシュヴァ―ルの内乱の全容を聞いていた。
本当に酷いことばかりした・・。
彼は当時の人体実験のことを思い出し、ぽつぽつと語る。

火傷の実験の他にも、マスタングと組んだことも彼はあった。
マスタングが焼き、彼がその死体を解剖する・・。
人類の進歩のためという大義名分を掲げ、彼らは何でもやった。
ひたすら死体の相手・・もう自分には医者として人を治す資格などない、とノックスは思った。

だから彼は戦後、検死専門の医者となったのだー。
そこまで話すと、ノックスは子供はもう寝るように、と思い出話を終わらせた。

そして彼は、側で聞いていたであろうメイとランファンに声をかける。
喧嘩するなよ。おじさんは子供が殺し合うのなんて、見たくないんだよー。
その言葉に、2人はうつむくー。

そこでアルも、席を立ちあがった。
彼はエドの元に戻ると言い、また明日顔を出すーとノックスに伝える。
それを聞いたメイはベッドを立ち、アルに礼を述べた。
色々と助けてくれてありがとうございましたー。

その表情は、少し気まずそうだ。
アルはほほ笑み、自分の名前はアルフォンス・エルリックだーと教える。
エルリックー
きょとんとするメイに、彼は鋼の錬金術師の弟なのだ、と明かし、身体の秘密は口外しないでくれーと頼む。

するとメイは、エドの弟ということはそっくりなのだろうか・・と眉をひそめた。
アルは失礼な!と怒り、自分はもっとかっこいいよ、とメイに自慢する。
もっと背も高く顔も優し気で、さわやかな金の短髪。喧嘩も強いし、短気でもないー。
その話に、メイの中では王子様のようなアルの姿がイメージされる・・。

まるで王子様のようだー!!
彼女はアルに、早く体が元に戻るように、と力をこめて祈る。
そして2人は別れるのだった・・。

ー帰り道、アルはメイの言葉を反芻した。
早く体が元に戻るように・・。
彼はノックスの言葉をも思い出し、どうしてこんなことになったのだろう・・と自問する。

錬金術を勉強したのは、母さんの喜ぶ顔が見たかったからだった。
それなのに、どうしてこんなことになったのだろう・・。
今の自分たちの姿を見たら、母さんはきっと怒るだろうな・・。

そんなことを考えていると、彼は迎えに来たエドと偶然出くわした。
2人は互いにイシュヴァ―ルの内乱の話を聞いたことを打ち明け、落ち込んだことを告げる・・。

マスタングは、目的を果たしたその先を見ているー。
そのことを聞いたアルは、感嘆し深く息をつく。
そんな彼に、エドは尋ねた。
アル、元の身体に戻れたら、何がしたい?

そう問われたアルは戸惑いながらも、考える。
そしてぽつん、と呟いた。
アップルパイが食べたいー。

思いがけない夢に、エドは思わず吹き出してしまう。
だがそれは、ウインリィとの約束でもあるのだ。
エドは笑いながら、そうだな、一緒に食べようーと約束する。

じゃあ兄さんはどうなんだよ?
今度はアルがそう訊く。
エドは腕を組み、元の身体に戻るという目的でいっぱいいっぱいだったからなぁ・・と悩みこむ。

だがまずは世話になった人たちに挨拶回りだなー。
彼がそう言うと、そうだね、とアルもうなづいた。

皆笑って迎えてくれるかな・・。
そう心配そうに口にするアルに、エドは力強く何度もうなづいた。
前に自分はアルの笑った顔が見たいと言ったけど、アルだけじゃなくて皆の笑ってる顔も見たいよー。

ーそうやって将来のことを考えている内に、2人の胸には少し力が湧いてきた。
それに・・光明もある。
エドは修理の際に憲兵たちから聞いた話をアルにして、お父様が力を発動した際に他の錬金術師たちも術を発動できなかったことを伝える。

つまり、あの時錬金術を使えたのはメイとスカーだけだった・・。
彼らの錬金術には、自分たちとは違う何かがあるのだ。それを突き止めてやるー!
エドとアルは顔を見合わせ、明日早速メイに話を聞く算段を立てるのだった。


同刻ー
スカーもまた、マルコーから全ての話を聞き終えていた・・。

彼らの間には、重苦しい沈黙が訪れる。
・・我らイシュヴァ―ル人は、イシュヴァ―ル人の命を使った賢者の石によって殺されたのか・・。
スカーがその沈黙を破り、口を開く。
それから彼は、マルコーの首根っこを掴んだ。

貴様ら、我らの同胞に身内殺しをさせたのか!!
彼はそのままマルコーを持ち上げ、彼の首を絞め挙げるー。

楽に死ねると思うなよ・・!
そう睨むと、マルコーは苦しそうに呟く。
分かっている・・私に償えることなら、何でもする・・。

その贖罪の言葉に、スカーはやり場のない怒りに震えた。
彼はマルコーを投げ捨てると、叫び声をあげて壁を思いっきり殴った。
それでも怒りは鎮まらない・・。
彼は荒い息を整え、必死に自身を収めようと努力したー。

そして少し自分を取り戻すと、彼はマルコーに言った。
もっとキンブリーという錬金術師のことを聞かせろ、と。
そしてスカーは、もう1つ頼みがある・・と持ち掛けた。

それは彼の兄の書物のことだった。
その研究所の一部が、スカーには解読できなかったのだ。

兄は死ぬ前に、この国の錬金術はおかしいと言っていた。恐らくその研究のことが書かれていると思う・・。
スカーはそう話すと、解読できるか?とマルコーに問う。

それを聞いたマルコーは、この国の錬金術はおかしい・・?と考え込んだ。
そしてー彼は顔を上げる。
・・やってみよう!

そこで話は決まった。
スカーは早速ここからマルコーを出すために、ある計画を立てる。
要は、マルコーは自分の殺されたことにすればいいのだ・・。

彼はマルコーに、服を脱ぐように命令するー。

ーその後、マルコーの部屋にエンヴィーとお父様が訪れた。
彼らは食事を運んできたのだったが、部屋を開けた瞬間に目を見張る。

部屋の中は血だらけで、壁には大きく「復讐」と記されていた。
そしてその血文字の下に、頭をつぶされたマルコーの遺体があった・・。

・・の野郎!!
エンヴィーは血相を変えて、食事を取り落とす。
スカーだ!奴は、マルコーが殲滅犯に加わっていたことを知っていたのか・・!!

彼は舌打ちし、わめき散らす。
だがその横でーお父様は周囲に目を配った。
彼は部屋にいた見張りのキメラが、1匹いなくなっていることに目を止める・・。

マルコーは、生体の研究が得意な錬金術師だ・・。
彼は周囲の気配を探ってみるのだった。

ーその頃、スカーとマルコーは裏道を移動していた。
マルコーはケープに身を隠し、心配そうにきょろきょろと辺りを見回す。
奴ら、気づいて追ってこないだろうか・・。

彼はスカーの後をつきながら、どこへ行くのだ?と尋ねる。
こんな格好で歩き回っては目立つだろう・・。
そう心配すると、スカーは問題ない、とだけ答えた。

スカーが向かった先は、貧民街だった。
そこにはマルコーのように、ボロ布をまとっただけの人たちが沢山いた。
皆同じようなものだ・・。
スカーにそう言われ、マルコーもまた納得するのだったー。


翌朝ー
ノックスに電話したエドたちは、彼からメイが出ていったと知らされて驚いた。
彼女は早朝に、連れの安否も気になるから、とノックスに事情を話したのだという。

ノックスはメイの連れがスカーだと知って慌てて止めたが、メイは大丈夫だと聞かなかった。
ランファンと一緒にいて喧嘩になるのも良くないから・・というのも、彼女が早くに出ていった理由だったそうだー。

それを聞いたエドは、絶対に逃がさない・・と闘志を燃やす。
だが今は目立つ行動は良くない、とアルはすぐに血が上る兄を必死に止めるのだった。

ー同刻、メイはスカーたちのアジトに戻っていた。
そこにマルコーが合流しているのに気づいたメイは、スカーたちから話を聞いて、彼がノックスの言っていたマルコー医師だと知る。

イシュヴァ―ルで軍医として務めていたと聞いたー
メイがそう話すと、マルコーは気まずそうに下を向く。
その横で、スカーが彼を睨んだ。
医者だなどと、笑わせる。こいつは賢者の石を作り、イシュヴァ―ル殲滅に加担した男だ。

それを聞いたメイとヨキは、驚く。
メイは賢者の石の作り方を、マルコーに聞きたがった。
だがスカーは、そんな彼女を制する。

そんな物を求めるな。欲しちゃいけない。
その厳しい口調に、メイは戸惑いながらも口を閉じる・・。

するとヨキが、どうして敵に等しい人物を連れてきたのだ?と尋ねた。
スカーは利用価値があるからだ、と答えると、右腕を鳴らした。
彼はその手をマルコーの顔に持っていき、突然その顔を分解した。

マルコーは痛みに悲鳴をあげ、メイとヨキも余りのことに顔を背ける。
マルコーはそのまま膝をつき、顔を押さえて呻き回る。
その姿を見ながら、スカーはメイに彼の血を止めてやってくれ、と頼んだ。

血を止めるだけでいい。今はマルコーだと分からないくらい顔が崩れている方がいい。
その言葉に、マルコーはスカーのしたことの意味を理解する。
それからスカーは、メイたちにここを移動する旨を告げた。

彼は行き先を、北だと告げた。
そこに、彼が兄から受け継いだ研究書を隠した場所があるー
メイたちは戸惑いながらも、彼に従うのだった。


同じく朝ー
ブレダは異動前に、ハボックの病室に寄った。
彼はリハビリに励むように告げると、西方司令部へと旅立っていくのだった。

同刻、フュリーとフェルマンも中央司令部を出た。
彼らは短い中央勤めだったなぁ・・とため息をつきながらも、互いの健闘を祈って旅立つ。

そしてー
ホークアイは、最後にマスタングの元を訪れていた。

彼女はスカーがまだうろついていることを告げ、死なないでくれーとマスタングに話す。
腕の良い護衛がいなくなるからな・・。
マスタングは苦笑し、苦労をかけるな、と謝る。

それを聞いたホークアイは、付く人を間違えましたねーと笑う。
間違えたと思ったら、撃ち殺せ。あの日の約束だ。
マスタングはそう返し、2人は向かい合った。
やがてどちらからともなく、彼らは敬礼した。

・・また。
2人はそう誓い合い、別れる。
いよいよ1人になってしまった執務室を見て、マスタングは1人息をついた。

ああ、こんなに広かったのか・・。

彼はファルマンが返してきたチェス盤を開き、駒を取り出す。
兵も騎士も、城も僧正も、クイーンも取られた。
だが・・
彼はクイーンの駒を回し、中に入っている手紙を抜き取る。

積みには、まだ早い・・。


ーその夜、マスタングは街の一軒の酒場を訪ねた。
久しぶりの彼の来訪に女性店員たちは喜び、騒ぎを聞きつけたマダム・クリスマスも姿を見せた。

マスタングはカウンターに座ると、近況を話す。
最近はエリザベスも他の男に取られちゃってー・・
彼がそう口にすると、マダム・クリスマスは何を飲む?と尋ねた。

そこでマスタングは、さっきチェスの駒から取り出した紙をマダムに渡す。
特別なのを頼むよ、マダムー。
それを見たマダムは、笑みを浮かべながら紙を受け取るのだった。

ーその後、東方司令部に1本の電話が入った。
中央のマダム・クリスマスという女性からの電話だー。
取次からそう聞いたグラマン中将は、枯れた年寄りをご指名か・・と笑みを見せ、立ち上がるのだった。




















未来を手に入れるために。


今回はイシュヴァ―ル戦の真実を受け、皆が新たな道を歩み出した話でした。
エドたちがマスタングたちの思いに感化され、身体を取り戻した先を見据える展開に、胸熱・・!

スカー、マスタングにも新たな動きがあり・・再びホムンクルス戦に向けて動き出した感じがありますね。
エドたちもメイから情報を得ることで錬金術を強化するつもりのようですが、さてどうなるか・・。

見て行きましょう!




まずはエドたちから。
イシュヴァ―ル戦の全てをホークアイ・ノックスから聞いたエドとアル。
彼らは戦争に関わった人たちの傷を知り、それを乗り越えてマスタングたちが築こうとしている未来を知りました。

マスタングたちの思いは感心すると共に、とても切ないですね。
自分たちが犯罪者となるかもしれない覚悟をしてでも、次世代のために平和な世を築きたいー
その思いは素晴らしいと思います。

でも私から見ると、彼らもまたホムンクルスに誘導されて人殺しに手を染めたのだから、ある意味犠牲者であるとも思うのですよね。
いや、実行したのは確かに彼らだから罪を償おうという気持ちは持って当然なのですが、見方を変えればということで・・難しい問題です。

きっと本人たちの中では、ずっと背負っていかなければならないものなのですよね。
だからここは部外者としての言葉より、彼らの思いを優先するべきなんだろうなぁ・・。
エドもしっかり納得している訳ではなさそうだけど、ここは見守るべきなのかと感じます。

ただマスタングたちの代だけが、全てを背負わなくてもいいのかな、とは思います。
次の世代もその思いを引き継ぎ、戦争に参加した人たちを労わることがあっても許されるのではないかな・・。

自分たちでは許しきれない罪。
でもその過去がありその経験を活かして平和な世が作られるのなら、次の世代は前の世代に感謝をしてもいいと思うのです。
それくらいは許されるはず・・。私はそう考えます。

そしてそれを先導するのは、エドたちー。
彼らがイシュヴァ―ルの内乱のことを忘れずに、マスタングたちと共に新たな世を築いてくれることを期待しています。
人の痛みを知る彼らなら、きっとできるはず・・。

そんな時が来ることを、今は心から祈ります。。



で、マスタングたちの思いを知り、身体を取り戻した後のことに目を向けたエドたち。
ここでのアルの言葉に、不覚にも泣きそうになってしまった。
アップルパイを食べたいって・・切なすぎるだろー。

眠ることも食べることもできない身体。
そんな身体から元に戻れたとしたら、食べたいものがある。
それがウインリィのアップルパイだなんて・・泣けますよ。

彼の思いがそこに凝縮されていますよね。
そしてほんの些細なことすら叶わない今の状況をどうしても考えてしまって・・いや、本当に泣けます。

早く身体を取り戻せるといいですね。
皆怒りませんよ、絶対に泣いて喜んでくれるはず。

彼らの周りには、本当に良い人ばかりです。
皆が彼らが元の身体に戻れることを祈っています。
そんな日が来ることを信じて・・彼らにはこれからも前を向いて進んでほしいと思います。





さて、続いてはスカー。
マルコーによって、彼もまたイシュヴァ―ルの真実を知りました。

スカーの言葉で気付いたんですが、確かに賢者の石に使われたのってイシュヴァ―ル人の魂なんですよね。
それを使って殲滅戦は行われたー
だからスカーからすれば、それは同胞が同胞を殺すことになるのですよね。
その視点、欠けてました・・。

そう思うと、本当にこの戦いは残酷ですね。
ホムンクルスを許す余地など、1mmもありません。
スカーの怒りも、もっともでしょう・・。

でも今回、彼はマルコーを殺すことはしませんでした。
やり場のない怒りをぶつけはしましたが、その感情に任せて殺しはしなかった・・。
これはマルコーに利用価値を見出したこともあるでしょうが、彼の心の変化もあったのではないかと思います。

イシュヴァ―ル戦を真に煽動していたのは、ホムンクルスだった。
自分が敵だと思ってきた国家錬金術師たちは、キンブリー以外は皆悩みながらも命令に背けずにいた者たちだった。
彼は憎むべきは、ホムンクルスとキンブリーだと気づいたのです。

これって、国家錬金術師を皆同じと捉えるのではなく、個人個人として見る視点がスカーにできたということですよね。
復讐に囚われて見えていなかったものが、真実を知ることで少しずつ開けてくる・・。
この積み重ねが、アメストリス人とイシュヴァ―ル人を結び付けることになるのではないでしょうかー。

まだ許すことはできない。
でもマルコーを連れて行けば、錬金術の真実が分かるかもしれないー。
今回彼はその可能性に賭けることにしました。

マルコーも心から罪を悔いているので、きっと真摯に取り組むことでしょう。
そうして一緒に過ごすうちに、互いのことを理解し合えるようになるといいですね。

なんだかスカー一行は寄せ集めですが、それが面白くて温かい感じがしますね。
メイも単身乗り込んできているし、ヨキも戻る場所はない。
スカーもマルコーも、同じような境遇です。

そういう人たちが集まり、共に行動する・・。
なんだか前のグリードの集団を思い出しますね。そういう関係があっても、私はいいと思います。

色んな人が集まることで、視界が開けることはきっとあるでしょう。
スカーもヨキやメイがいなかったら、きっとマルコーと行動を共にしようなんて思わなかったでしょうしね。

彼らの北への逃避行ー
どうなるか楽しみです!



で、メイですがー結局スカーと一緒にいることを選んだのですね。
まぁランファンとはいれないというのが一番大きいか・・。仕方ないですね。

彼女がスカーと行動することで、どんな変化が起きるのかも気になるところです。
賢者の石に興味を示す彼女に、スカーは興味を持つなとはっきり言いました。
そういう関りやスカーの過去を知ったことで、メイはきっと心境に変化を来たしていくことでしょう・・。

リンとは違う決断をするだろう彼女の今後、見守っていきたいですね。
どっちを応援するとかはありませんが、どっちにも自分なりのやり方で頑張ってほしいと思います。


そういえば、メイとアルー今回ちょっといい感じじゃなかったですか?
っていうかアルの態度が、エドに比べてかなり大人で優しいんだよな。だから男前に映ったのかもw

でもアル、エドに似てるって言われるのは嫌なんですね。
なんでだろ、やっぱり短気でチビだからかなw
無駄に盛ってメイの期待を膨らましちゃったけど、いいんでしょうかw

暫くはお別れとなりそうですが、エドたちはメイを探し続けるのかな。
そうなると北で再会という可能性もありそうですね。
次に会ったときはスカーも変わっていそうだし、どんな関係となっているのか気になるところです。






最後に、マスタングについて。
今回、ついに彼の仲間たちはバラバラになってしまいました・・。

しかしまだ諦めないマスタング。
ホークアイとも再会を約束し合い、次の一手に打って出ました。
ホークアイに引き続き背中を託し続ける関係、なんかぐっと来ましたね。


で、どうやら今回は東方司令部のグラマン中将に何かを頼む模様。
長く一緒に仕事をしてきた仲だし、グラマンは恐らく信用に値する人物なのでしょう。
なるべく仲間は多い方がいいですからね。頼むから、裏切りは無しでお願いしますよ・・。

ブラッドレイの目は引き続き厳しいでしょうが、そこをかいくぐって再び彼らを出し抜くことができるのかー。
マスタングの腕の見せ所ですね。
どんな戦いを展開してくれるのか、期待したいと思います。

彼の言葉通り、まだ積んだ訳ではありません。
イシュヴァ―ルの内乱だって乗り越えたのだから、今度だって乗り越えらるはず!
マスタングー
全力で応援していきますよ!!








さて、次回はスカーたちが北に向かう回でしょうか。
エドたちはこのままメイを逃してしまうのかな・・。せっかく足掛かりを掴んだのに、残念ですね。

一方、グラマン中将とつながったマスタング。
仲間を人質に取られた彼の、次なる一手とはー?!

新たな展開が始まり、少しずつまた希望が見えてきたように思います。
このままホムンクルス殲滅に一直線ーとなるといいですね!


次回も楽しみです☆