前回、メイたちと合流し、スカーと共にキメラと戦ったエドたち。
ウインリィと会話も交わしマイルズと出会ったことで、スカーの心理は少しずつ変化していきます・・。

そしてキンブリーが駆け付けるなか、一芝居打つことにした一行。
ついにエドたちは、スカーと協力関係を築くことができるのでしょうかー?

感想です☆




第73話~ 「白昼の夢」




※以下、ネタバレあり※










◎あらすじ◎

ブリッグズ要塞地下の大穴ー
バッカニアたちは、要塞までの道を戻っていた。

懐中電灯をつけてはいけないー。
先遣隊の2人がそう言うので、彼らは真っ暗闇の中をひたすら歩いてきた。
そのため要塞に戻った頃には、約束の24時間を過ぎてしまっていた・・。

恐らく出口は封鎖されてしまっただろう・・。
そうため息をつきながらも、バッカニアは梯子を登っていく。
いざとなったら右手で穴を開ければいいさー
そんな話をしていると、入口が開いて光が差し込んだ。

バッカニアたちは、眩しさに思わず目をしばたたかせる。
すると入口から、軍人たちが顔を見せた。

助かったー!!
バッカニアたちは急いで梯子を登り、怪我をしている先遣隊の2人を医師に引き渡す。
バッカニアは24時間経ったはずだが・・と首を傾げる。

オリヴィエのことだ、24時間経ったら本気で穴を封鎖するだろうー。
彼はそう考えていたのだ。
そんな彼に、軍人の1人が時計を見せた。
この時計では、まだ24時間経っていないので・・。

バッカニアはその時計を見て、時間がずれているとあきれ顔を見せる。
軍人は気付かなかった風を装い、にっと笑みを見せる。
あれー?おかしいな。この時計、アームストロング少将が貸してくれたんだけどなぁ・・。

その言葉に、バッカニアたちはオリヴィエの思いを知る。
彼はそのまま上へ上がり、外に出ているオリヴィエの元に向かうのだった。

ーオリヴィエは要塞の屋上で1人、景色を眺めていた。
彼女はバッカニアが戻ってきたのに気づくと、大穴でのことを報告させる。

それが終わるとーバッカニアはオリヴィエに、何をしているのかと尋ねた。
オリヴィエは、山を見ていたのだ・・と答える。
ブリッグズの冬はいい。白と黒しかないから。
非常にはっきりしていて好きだー。

そう語るのを聞いたバッカニアは、そうですか?と上を指さす。
彼が指す先には、空が広がっていた。
見上げれば、青もありますよ。

人の心も、白と黒だけではありませんなー。
彼はそう言うと、オリヴィエの思いやりに礼を述べる。
だがオリヴィエはほほ笑み、知らないな・・と呟いたのだった。

と、そんな2人の眼にー訪問者の姿が映った。
車が数台・・
そこから軍服を着た男たちが数人降りてきた。

彼らは門番に、中央軍だ、と告げる。
オリヴィエに用があるー。
そう言って、中央軍の人間たちは要塞に足を踏み入れるのだった。


バズクールの廃ビル・・。
キンブリーたちが到着する前に、エドたちは今後のことについて話した。

マルコーたちがここにいることは、知られてはならない。研究書を解読するためには、スカーもここで捕まってはならない。
ウインリィは中央の人質から解放されなければならない。更にそれにエドたちが加担したと知られてはならない・・。

そして自分は、錬丹術の娘をブリッグズ要塞に連れてこいと言われている・・。
マイルズは今の状況を並べ立て、息をついた。
・・ということは、全員まとめて密かにブリッグズ要塞に匿うのがいいなー。

だがエドは即座に、その案を否定した。
スカーを連れていくことは、彼にとっては納得しがたいことだったのだ。

けれどもホムンクルスたちは、ブリッグズどころか全土を巻き込んで何かしようとしている。放ってはおけないだろうー。
マイルズはそういなすと、スカーに銃を向ける。
スカーよ、我々に協力するのなら裁きは後に伸ばそう。

その提案に、スカーは選択の余地なしだな・・と言いながらもうなづいた。
協力を約束しよう、イシュヴァールの血に賭けて。

その言葉に、マイルズは今度はウインリィの方を向いた。
彼はスカーの裁きは、もう少し待ってくれ・・とウインリィに謝る。
ウインリィは唇をきゅっと結びながらも、首を縦に振った。
・・はい。

これで、話はまとまった。
と、その時キメラたちが意識を取り戻した。
彼らに目を向けたマイルズは、始末するように軍人たちに言い渡す。

だがそれを聞いたエドたちは、一斉にその行為を止めた。
殺すことはない、殺さないで済む方法はないのか?!
アルがそう叫ぶと、それを聞いていたキメラたちは鼻を鳴らした。

自分たちに情けなどかけるな。どうせこんな身体では、この先まっとうな人生など送れる訳がない。
さあ、殺せー。
キメラたちはそう話し、死を覚悟する・・。

けれどもーその言葉は、アルにとって許しがたいものだった。
彼は2人に歩み寄り、2人には家族や大切な人はいないのか?と尋ねる。

キメラたちは、いるさ・・と答えた。
だがこの身体になったときに、2人は死んだことにされていた。
それ以来会っていない・・と2人はぼそっと呟く。

会いたいと思わない?もう元の身体に戻りたいとも思わない?その身体に満足しているの?
アルは尚も、キメラたちに問う。
その質問にかっとしたキメラたちは、戻りたいに決まってるだろう!!と声を荒げた。

その答えにーアルは、指を掲げた。
それが答えだよ。
彼は2人に、更に迫る。

どうせ、とかしょうがない、とか諦めないでよ。元の身体に戻れる可能性を探りもしないで、枯れないでよ!!
彼は自身の頭部を外し、2人の気持ちなら分かるーと自ら証明してみせた。

その姿に、キメラたちは目を見張る。
肉体が無いなんて・・元の身体に戻るなんて絶望的じゃないか!!
彼らはそう叫ぶが、アルは首を振る。

それでも絶望なんかしないよ。希望に縋って、やっと元の身体に戻る糸の先を掴んだんだ。
彼は胸を張って言い切る。
この先何年かかろうと、僕は諦めないよ。だからいい大人が、簡単に諦めるなんて言わないでよ・・。

アルの言葉に、皆しばらく沈黙した。
その時、吹雪が強くなり、ビルの窓ガラスが割れた。
この調子で荒れたら、街から出られなくなるー!!
ブリッグズ兵たちは天候を見て、焦りの色を見せた。

ここにある装備だけでは、全員で雪中を歩くのは無理だ・・。
マイルズたちは、どうやってここを出るかの算段を始める。
するとそれを聞いていたヨキが、声をあげた。

ここは鉱山の街だろ?だったら地下坑道を行けばいいじゃないかー。

その提案に、皆はっとする。
ヨキによれば、これだけ大きい鉱山なら山1つ越えたところまで坑道はつながっているはずだという・・。
一行はその案に感心し、すぐに地図で道を調べ始める。

地図を見ると、確かに山の向こうに坑道が記されていた。
しかもブリッグズ要塞に近い・・。
そこでマイルズたちはキンブリーを数日足止めし、その間にマルコーたちが地下坑道を通ってブリッグズ要塞に向かう案を固める。

だが問題は、ウインリィとエドたちのことだった。
キンブリーは猜疑心が強い。半端なことをすれば、逆に危険だろう・・。

それを聞いていたウインリィは、はっと考え込む。
それから彼女はおずおずと・・口を開いた。

あたしがスカーに人質に取られているところを見せるっていうのは・・どう?

ウインリィが言い出した恐ろしい案に、エドたちは即座に首を振る。
つまりスカーを解放して、彼がウインリィを連れて逃げようとするのをエドたちが止めるというシナリオだ。
そんな危ないことさせられるか!!
エドは取り乱し、怒鳴る。

けれどもウインリィも、引かなかった。
命握られてるのよ?!
彼女はエドとアルの顔を見やりながら、必死で訴える。

それならこっちも命がけで逃げなきゃ、逃げ切れない。なりふりなど構っていられないのだ。
自分のことだって当事者だと言ったのだから、2人だけで全部抱え込まないでよー!!
その言葉に、エドとアルは何も返せなくなる・・。

おまけに吹雪はどんどん強くなっていた。
そろそろキンブリーが来るし、じきにここから一歩も動けなくなるだろう・・。
エドたちに、これ以上考える余地はなかった。

エドもアルも拳を震わせながら、必死に呑み込もうと堪えた。
事を成すには、情を捨てることも必要・・。
彼らはフーに言われた言葉の意味を、これほど理解したことはなかった。

そしてーついに、エドは覚悟を決める。
あー、畜生!!
彼はスカーを睨むと、余計なことはするなよ・・と言い捨てる。
スカーもエドを見据えながらも、分かっているーと固くうなづいた。

そこで、エドはスカーの拘束を外す。
すると横に拘束されていたキメラたちも、一緒に連れていってほしい、と言い出した。

彼らはキンブリーが来たら、仕事ができなかったことで彼に粛清されることが分かっていた。
だが元の身体に戻れる可能性があるなら、諦めたくない・・。
2人は自分たちの持つ情報も明かすから、連れて行ってくれーと懇願する。

そこでマルコーたちは、手枷をしたままでいることを条件に、彼らも同行させることにする。
急いで支度をすると、最後にマイルズはスカーに声をかけた。

スカー、頼むぞ。誓いは守れよ、イシュヴァールの血に賭けて!
ースカーはマイルズが敬礼するのを見て、眼でうなづく。

そうしてスカーとウインリィは一芝居打つために外に出ようとする。
ふと軍人の1人がウインリィのピアスに気付き、凍傷になるから外すように、と助言する。
ウインリィは慌ててピアスを外すとーそれをエドの手に握らせた。

それ、預かっておいて・・。
そう言うと、彼女はエドの瞳をしっかりと見つめる。

砦で待っているから!!
その力強い瞳と言葉に、エドも呼応する。
ーおう!

ーそうして、一世一代の芝居は始まった。
吹雪が強くなるなか、キンブリーは廃ビルの屋上に佇むスカーを睨む・・。

懐かしいな、キンブリー。あの時とは逆だな・・。
スカーはイシュヴァールの内乱の時を思い出し、そう告げる。
それを聞いたキンブリーの眼がぎょろりと動いた。
・・私を見下ろすな!

その首根っこを掴んで、エドはキンブリーに怒鳴った。
お前は本部でウインリィを見てるんじゃなかったのか?!
彼は渾身の力をこめて、キンブリーに迫る。
なんで現場にウインリィがいる!!せっかくスカーを追い詰めたのに、人質に取られてまんまと逃げられたじゃないか!!

そこに、マイルズも加勢した。
彼もまたキンブリーの不手際を責め、ろくに仕事もできないのか、と蔑む。
だがキンブリーは2人には目もくれず、スカーを睨み続けた。
そして・・彼は両手を伸ばした。

殺気を感じたエドは、すぐにその手を押さえつけた。
こいつ・・錬金術を使う気だ!!

エドの予想通り、キンブリーはエドの手を押しのけようと力を入れる。
邪魔をしないでいただきたい・・。
2人は互いに退かず、じりじりと押しあうー。

それを見ていたスカーは、屋上の柱を破壊して2人の元へ落とした。
その衝撃にエドとキンブリーがたじろぐ中、スカーはウインリィを抱えて姿を消していく・・。

キンブリーはすぐに彼を追おうとしたが、軍人の1人がそれを止めた。
危ないから、建物に近づいちゃいけないー!!

吹雪はいよいよ強くなり、もはや吹き飛ばされそうな勢いだった。
このまま外にいたら死んでしまうーと、一行は一旦撤収することにする。

キンブリーがまだ立ち尽くしているのを見ながら、マイルズがエドに耳打ちした。
迫真の演技だったな・・。
だがエドは首を振り、唇をぎゅっと噛みしめた。

演技どころじゃねえよ。スカーなんかにウインリィの命を預けなきゃならなかった自分の不甲斐なさに、マジで腸が煮えくりかえってる!!
彼もアルも、ぶつけようのない苛立ちを抱えたまま本部へと戻るのだった・・。


一方ー
エドたちが引いたのを確認すると、マルコーたちは地下坑道に入った。

風が流れていく道を歩くんだ・・。
ヨキに案内されながら、皆一列になって進んでいく。

道中マルコーたちは、ウインリィがイシュヴァールの内乱で活躍したロックベル夫妻の子供だということを知った。
マルコーは戦場で聞いた2人の素晴らしい功績を話し、さすがは2人の娘だ・・と感心する。
だがウインリィは浮かない顔で、そんなことないです・・と首を振った。

状況をよく考えずに来てしまったため、いつ帰れるかもわからなくなってしまった。
エドたちの枷となったばかりか、お客さんや師匠の元にもいつ帰れるか分からない・・。
自分は考え無しで最低だ・・。
彼女は下を向き、そう口にする・・。

それを聞いていたメイも、うつむいた。
彼女もまた、自分の国のことを思い出していた。

自分も一族の元へ、いつ戻れるかも分からない・・。
そう悲しそうに呟くメイに、ウインリィもマルコーも何も言ってやることができなかった。

そういえばメイは、賢者の石のことも聞かなくなった・・。
マルコーがそのことを指摘すると、メイは石は作りたくないのだ・・と答えた。

賢者の石の生成方法を持ち帰ったら、きっと皇帝は国民の命を利用して石を作ろうとするだろう。
それはしたくないのだ・・。
彼女の思いを聞いたマルコーはうなづくと、肩を抱いた。

早く安全なところへ行って、研究書を読み解こう。そこにメイの欲しい情報があるかもしれないから・・。
マルコーに優しく励まされたメイは、そっと涙を拭くのだったー。


同刻ー
本部に戻ったエドたちは、吹雪のせいでこれ以上動けなくなっていた。

キンブリーの部下のザンパノとジェルソも戻ってきていない。
この吹雪で足止めを喰らっているのだとしたら、スカーだって遠くには行けないだろう・・。
キンブリーの部下たちはそう考え、今のうちに再捜索の手立てを考えよう、と頭を突き合わせる。

その様子を見ながら、マイルズは天候に助けられたな・・と胸をなでおろした。
と、彼にブリッグズから通信が入る。
それに出たマイルズの表情がーさっと変わった。

それを見たエドたちやキンブリーも、何事か・・と顔を上げる。
通信を終えると、マイルズはエドたちを呼び出し言った。
オリヴィエが中央に呼び出しを受けた・・と。

恐らくキンブリーが連絡を入れたのだろう。
現在要塞にも中央軍が入っているらしい・・。
それを聞いたエドたちは、顔をしかめた。

オリヴィエがいなくなったとしたら、ブラッドレイの息のかかった中央軍から指揮官が配置されるかもしれない・・。
つまり、要塞でウインリィたちを匿うという計画も駄目になってしまう可能性が出てきたのだ。

彼らは焦りながらも、どうにかウインリィたちと連絡が取れないか・・と考えた。
今要塞に入らせるのはマズい。だが彼らは通信機も持っていない。更に外は吹雪で、追いかけるのも困難だ・・。
考えてもいい案が出ず、一行はじりじりと追い詰められていく。

その時ーアルが手を上げた。
彼は皆に、方法ならある・・と告げる。
疲れない身体を持ってて、凍死もしない身体を持つ自分が行くよー。
アルはそう言い、すぐに外へと出ていくー

ー外は、猛吹雪で前が見えないほどだった。
地図とコンパスを無くさないように。風が収まった吹雪の合間に、目標を確認して移動すること。
マイルズに教わった知恵を思い出しながら、アルは用心深く足を進めていく・・。

その間も、風はどんどん強くなっていく。
ふと吹雪の直撃を受けた彼は、眼の前の白さの中に何かを見たような気がして、眼をこらした。

それはー真理の扉の前にいる、自分の姿だった。
やせ細ったその身体は、自分に向けて手を差し出している。
アルはおずおずと、その手に触れようと手を伸ばした・・。

だがその瞬間、再び猛吹雪が彼を襲った。
それと同時に、さっきまで前にいた自分の姿はもうなくなっていた。
アルは眼をしばたたかせ、何だったんだ・・と頭を抱える。

今のは自分・・?どうして・・
そう考えていた彼の脳裏に、ある可能性が頭をよぎった。

以前ジャック・ザ・バリーに言われた言葉ー
元々別だった物同士だ。反発して当然だわなー。

拒絶反応・・もしかして自分の肉体が、魂を引っ張っている?!
アルは自分の両手を見つめ、急いで頭を振った。
しっかりしろ、急がなきゃ・・。
彼は鼓動が早まるのを感じながらも、見なかったふりをしてただひたすらに歩みを進めるー


中央、地下深くー
お父様は、チェス盤に1人駒を並べていた。

近くやってくる運命の日ー
その駒は、まもなく揃おうとしていた。

エドワード・エルリック、アルフォンス・エルリック、ヴァン・ホーエンハイム、そしてイズミ・カーティスも可能性あり・・。

そこまで並べると、彼はもう1つの駒を見つめた。
後1人・・か・・。




















命を賭けた奇策。


今回はキンブリーを欺くため、ウインリィたちが一世一代の大芝居に打って出た話でした。
キンブリーの表情が怖かったー!!絶対彼、ウインリィもろとも殺す気でしたよね!
やっぱりキンブリーは油断ならない・・。
とりあえず無事に逃げることができて、まずは一安心・・といったところでしょうか。

でもブリッグズ要塞に中央軍が介入したことで、その作戦も危険なことに・・。
彼らがやってきたことで、いよいよブリッグズもキナ臭いことになりそうですね。
どれだけ守り切ることができるのか・・ブリッグズ軍を信じたいですが、トップを奪われたらどうなってしまうのかと心配です。

オリヴィエのことも不安です。
中央にはマスタングやアームストロングがいるとはいえ、ついにブラッドレイと対峙することになる訳ですからね。
彼の追跡を逃れられるとは思えないので、苦しい状況に陥ることは間違いないでしょう。

ロスの時のように捕らえられて、すぐさま刑を執行される可能性だってありますよね・・。
嫌だな・・嫌な予感でハラハラしますね。

ここはマスタングたちの動きに期待したいですが、上層部が眼を光らせているなか、果たしてどうなるか・・。
注視していきたいですね。


そしてまずは、アルが無事にウインリィたちに追いつくことですね!
彼なら大丈夫だと思っていましたが、まさかここで身体の引き戻しの兆候が現れるとは・・。

ホムンクルス側の計画実行の日が近づいているのと、この兆候は何か関連があるのでしょうか。
すぐにどうこうなるとは思えませんが、どちらにしてももう時間は少ししかないということですね・・。
錬丹術を調べることで、有効な情報が見つかるといいのですが。。

いよいよ決戦の日も近いなか、アルの身体はどこまでもつのか・・。
エドたちも知らないだけに、ドキドキしますね。
アルは結構1人で抱えるところがあるからなぁ、精神面も心配です。

早くウインリィたちと合流して、少しでも彼の心に安息が戻ることを祈っています。
吹雪のなか1人で不安だろうけど、頑張れアル!!





さて、今回はやっぱりウインリィの決意が見どころでしたね。
何度も書いていますが、この作品の女性は本当に強くて美しいと思います!
ウインリィもどんどん成長を見せていて、なんだか眩しいですね。

本音はスカーと協力なんて嫌でしょうに、皆のためにそれを受け入れる強さ。
そして自分なりに考えて、エドたちの重荷になるまいとする強さ。

そんな強さが一瞬崩れて、エドたちがいなくなった後に本音をぽつりと漏らす彼女に、思わず胸がぎゅっとなりましたよ。
ウインリィ・・いい子すぎますよ。

彼女がエドにピアスを預けるシーンも、良かった・・。
エドとウインリィ、互いに少しずつ意識していっていて、いい雰囲気ですよね。
だからこそ、これ以上2人を苦しめないでほしいです・・。

ウインリィもメイも、事情は違うけれども残してきたものがあります。
それを抱えて遠回りかもしれない道を進まなければいけない苦しさ・・とても辛いでしょう。
当事者になると、こうやって否応なしに巻き込まれていくものなのですよね。
2人は特に巻き込まれた感じが強いので、落ち込んでいる姿を見るのは悲しかったです。。

これはもう、錬丹術に望みを託すしかないですね。
そこにこそ、錬金術の本当の真理が隠れているのでしょう。
これだけは何としても、中央軍から死守しなければなりませんね。

協力者は増えたものの、事態はエドたちの思うようには進んでいません。
焦燥感ばかり募りますが、ここは彼らの運の強さにもまた賭けるしかないでしょう・・。

ここまで生き延びてきたスペシャルチームです!
彼らの健闘を祈りたいと思います・・。


それにしても、今回ヨキが活躍しているのが面白かったです。
ちゃっかり良いポジションをキープしてますよねw

もしかしたら戦いが終わったら、再び軍に戻る可能性もアリかも?!・・いや、ないかw
でも彼もまた皆との関りの中で、変わってきたように思います。
なので少しは良い目を見てもいいかもしれませんね。少し・・ですがw


そして今回のキンブリーは、恐ろしかったですね。
本当にスカーもウインリィも殺す気でしたよ、彼は。

オリヴィエの件もキンブリーの差し金のようだし、本当に彼は油断なりませんね。
怒りも今が最高潮のようですし、これは絶対に決戦が近いでしょう・・。

本気になったキンブリーは、厄介そうですよねー・・。
それこそ周りを巻き込むことなんて何とも思わなそうなので、犠牲が多く出そうで不安です。

戦うのは、やっぱりスカーとマイルズになるのかな。
2人の関係も、段々信頼に足るものになってきましたからね。

復讐は良くないと分かったものの、キンブリーとの戦いは避けられないでしょう。
それに彼との戦いは復讐というより、狂った殺人狂との戦いとも言えますしね・・。
キンブリーがイシュヴァール人に執着しすぎているきらいがありますから。

キンブリーの考え方は理解できるとは以前書きましたが、だからといってそれを認める訳にはいきません。
そこに人の命が関わっている以上、彼は絶対に倒さねばならない人物です。

今回キンブリーの真の恐ろしさが露呈したことで、ますますエドたちの危機感も上がったと思います。
これ以上彼の好きにさせてはいけない・・
次にぶつかるときには、確実に彼を止めなければいけませんね。

戦いの舞台はブリッグズか、それとも中央か・・。
動向を見守りましょう。






最後に、お父様について。
彼の登場も、いよいよ・・という感じを引き立てますね。
本当に最終決戦が近いんだなぁ。。

結局ホムンクルスもラスト以外倒せていないし、エドたちはまだまだ劣勢ですね・・。
どうにか盛り返せるといいのですが・・なかなか厳しそうな予想。


で、来たる日に向けて人柱候補の選定に入るお父様。
エドたちは家族3人共人柱候補なのですね・・。ということは、ホーエンハイムも人体錬成の経験ありなのかな?
まぁあの腕前を見るに、真理は見ていることは間違いないでしょう。

後1人の候補ですが・・これは恐らくマスタングでしょう。
以前ブラッドレイが、真理の扉を開かせてみると言っていましたからね。
無理やり人体錬成を行わせるつもりなのかもしれません。

そうなると心配なのが、ホークアイ。
マスタングはそう易々とブラッドレイの計画には乗らないでしょう。
でももし・・ホークアイが殺されたとしたら?

現在彼女はブラッドレイとセリムの元で人質となっています。
彼女を手にかけることなど、2人にとっては訳もないことです。
もしそうなったら・・マスタングはどうするでしょうか。

ヒューズを失い、ホークアイも失ったら・・恐らく彼は耐えられないでしょう。
分かっていても、人体錬成を行おうと考えるかもしれません。

またはブラッドレイたちが言葉巧みに、マスタングをそそのかす可能性もありますよね。
賢者の石があれば、完璧な人体錬成ができる・・とか。
そうなったら、マスタングだってどうなるか分かりません・・。

いや、本当におぞましい予想だけど、ホムンクルスたちならやりそうで怖いのですよ。。
何百年も使って進めてきた計画ですからね。なんとしても実行に移したいー
そうなったら、手段など彼らは選ばないでしょう。

この予想は外れてほしいですが、マスタングに真理の扉を開かせるとなると現状予想できる手はこれくらいしかないのですよね・・。
他の仲間たちというよりは、ホークアイが一番手を出しやすいし。。
ああ、嫌だなぁ・・。

どんどん戦いが近づいてきて、国中がきな臭くなってきましたね。
それと同時に、不穏な雰囲気が強くなってきてハラハラします・・。

計画の全貌が見えるまで、後わずか・・。
エドたちやマスタングたちに打てる手は、どれくらいあるのかー
とにかく今は、彼らを信じて待とうと思います・・。








さて、次回はオリヴィエが中央に移送され、アルがウインリィたちの元へ向かう話でしょうか。
中央軍とエドたちの攻防はまだまだ続きます・・。
常に危険と隣り合わせで、息が詰まりますね。

もはや猶予なし・・。
最終決戦に向けて進んでいく物語は、どんな展開を見せるのかー。

鍵を握るのは、錬丹術。
スカーの兄の書物の謎も、そろそろ解き明かされる頃でしょうか・・。


最後の戦いに向けて、物語は加速していますね。
次回も楽しみです☆