前回、ついに始まった団体戦。
ヒカルたちは1回戦に臨みます!

順調に勝ち抜いた三谷。
彼は海王の岸本の実力を目の当たりにし、囲碁に真剣に取り組むことを決心しますー!

ヒカルたちは1回戦を勝ち抜き、海王とぶつかることになるのでしょうかー?!

感想です☆





神の幻影~第26局 「おまえ打て」





※以下、ネタバレあり※











◎あらすじ◎

最後まで笑っちゃいけないんだぜ、勝負ってもんは!
ヒカルはそう言うと、碁石を置いたー。
彼はその勢いのまま、どんどん相手を追い詰めていく・・。

一方筒井(つつい)の方も、決着がついていた。
16目半差で、筒井の勝ちー。
彼と三谷(みたに)は、2回戦進出が叶い、笑みを浮かべる。

そしてー激戦の末、ヒカルも逆転勝利を勝ち取った。
これで3戦全勝。3人は海王戦に向けて、幸先のいいスタートを切ったのだった。

その頃、アキラも1回戦の対局を終えたところだった。
息をつく彼に、尹(ユン)が歩み寄る。
随分ゆっくり打っていたな・・。
声をかけられたアキラは、重々しくうなづいた。

少し気持ちを落ち着かせようと・・。
そう話す彼に、尹は葉瀬が勝ち上がってきた、と伝える。

それを聞いたアキラは、思わず立ち上がった。
進藤(しんどう)の対局を見たんですか?!どうでしたか?!
ーだが尹の表情はどこか冴えなく、彼は言いにくそうにアキラに告げる。

打ってみれば分かる・・。

その言葉の意味が分からず、アキラはきょとんとする。
その時彼は他の部員に呼ばれ、昼食へと出るのだった。


同刻、ヒカルも休憩に出ていた。
皆の誘いを断り1人になった彼に、佐為(さい)がさっきの対局をほめる。
ヒカルも大分腕が上がったんじゃないかな、と嬉しそうに笑った。

次はいよいよ塔矢(とうや)だ・・。
ヒカルは、自分が打つからな、と佐為に宣言する。

アキラが佐為と打ちたがっているのは、よく分かっている。だがこの大会は、三谷と筒井とヒカルで参加している団体戦なのだ。
佐為は関係ないからな!

と、そう宣言しながらも、ヒカルは対局の行方を思って思わずため息をついた。
塔矢の奴、もうちっと俺が強くなってから現れればいいのに・・。

ーその時、2人の元に話し声が聞こえてきた。
何気なく目をやると、そこにいたのは海王の岸本(きしもと)と日高(ひだか)だった。
話って、ひょっとして塔矢がいじめに遭っていたこと?

日高は岸本に呼び出され、この場にいた。
彼女が切り出した話に、ヒカルは思わず目を見張るー。

岸本はうなづき、アキラは確かに部では浮いた存在だが、いじめとは本当なのか?と確認する。
日高は表情を厳しくし、あの日見たあらましを語って聞かせた。
3人がかりで目隠し碁をアキラにさせ、恥をかかせるか囲碁部を辞めるよう仕向けようとしていたことー。
陰で話を聞くヒカルたちの表情も、思わず真剣になる・・。

・・それでも、塔矢は囲碁部を辞めなかったでしょうね。
日高は全てを話した後で、息をつく。
岸本も、だろうな・・と呟き、彼は進藤ヒカルのことしか目に入っていないから、と苦笑する。

アキラは今日限りで囲碁部を辞めることを条件にして、尹に盾ついてまで三将になることにこだわった。
それも全て、進藤ヒカルただ1人と戦うためにー。

自分の身勝手を承知しているからこそ、アキラも辛かっただろう・・。
そう思いながらも、岸本は忘れられずにいた。
アキラが尹に、三将にしてくれと喰ってかかった、あの時の鬼気迫った表情をー。

2人はそれからも話をしていたが、やがて昼食を取るために皆のところへ戻っていった。
だが話を全て聞いてしまったヒカルは、しばらくその場から動けずにいるのだった・・。


アキラが囲碁部でいじめに遭っていた・・。
その事実はショックであると同時に、彼なら浮きかねないだろうーとヒカルを妙に納得させるものでもあった。

佐為もアキラに思いを馳せ、恐らくヒカルがアキラとは打たないと言ったから、囲碁部に入ったのだろう・・と推察する。
彼の実力なら、大将だったはずだ。それも、頭を下げてわざわざ三将になった・・。
2人は同じことを考え、黙り込む。

アキラは、佐為しか見ていないのだ・・。

そのことを考えた末ーヒカルは決意する。
佐為・・お前打て・・。
彼はうつむきながらも、そう佐為に告げた。

佐為はヒカルを見つめ、いいのか?と尋ねる。
あんなに自分が打つと言っていたのに・・。
だがそう指摘されても、ヒカルの意志は変わらなかった。

・・お前が打て。
ーそうして2人は、休憩から会場へと戻るのだった。


会場に戻ると、昼食を食べていないことを心配したあかりが駆け寄ってきた。
筒井と三谷は先に食べ終えて、対局をしているという。
驚くヒカルに、三谷はいつになく真剣なのだーとあかりが興奮した様子で話す。

自分の力を全部ぶつけて、海王の大将を追い詰めてやるってはりきってるんだー。
彼女は2人の姿を思い出して、大将と副将らしくなったーと感嘆する。
そしてヒカルにも、三将として頑張って、と応援の笑みを向けるのだった。

それに対しヒカルは、何も答えられずに下を向く。
佐為が心配するが、彼はそれでも佐為が打つように・・と話す。
アキラの意気込みだって半端じゃないんだ。俺のことばっかり気にしていると、お前も負けるかもしれないぜー?

そう指摘された佐為は、神妙な面持ちでうなづく。
ええ・・心してかからねばならないでしょうね・・。

ーその後、ヒカルたちは三谷たちの元に向かった。
まもなく2回戦ということで、会場内はざわついている。
そこでヒカルは、自分を見つめるアキラの視線に気づくー。

その目はまるで射るように、ヒカルのことをただ見据えている。
思わずヒカルが息を呑むと、監督官が2回戦の始まりを告げる号令をかけた。
彼らは席を案内され、海王中の向いに座る。

岸本を見つめる三谷の瞳も、いつになく真剣だ。
その空気にヒカルが呑まれそうになっていると、2人の間で筒井が声をかけた。
海王目指してここまでやってきたんだ。負けてもいいから、全力で頑張ろう!!

彼の言葉にヒカルは、もしかしたらまぐれで勝っちゃうかも・・と微妙な笑いを浮かべる。
そこに、アキラが座った。
彼は真っすぐにヒカルを見つめ、捉えて離さないー。

始めてください。
監督官の声で、対局が始まった。
2回戦、因縁の対決が幕を開けるー。




















目指す者たち。

今回はヒカルたちが2回戦に進み、アキラとぶつかる話でした。
1回戦、なんと葉瀬中は3人とも勝利!
すごいですね!ヒカルも着実に腕を伸ばしているようで、嬉しくなりました!!

もちろん尹の反応からも分かるように、彼が今まで佐為の力を借りて見せてきた腕と比べれば、まったく取るに足らないものでしょう。
でもヒカルはまだ囲碁を学び始めたばかり・・。
それなのに勝負を最後まで捨てず、逆転してしまうー
素晴らしいことだと思います!

三谷も筒井もモチベーションを取り戻してやる気満々だし、いい感じに海王戦に臨めて良かったですね。
ヒカルだけは浮かない様子ですが・・まぁここは仕方ないですよね。
ヒカルもアキラも、どっちの気持ちも分かるから複雑なところです。

ただ私としても、ここは佐為に譲っておくほうがいいのかなーとは思います。
ヒカルの今の実力では瞬殺でしょうし、アキラも納得しないでしょう。
前回書いたように手を抜いたなんて思われたら、どれだけ怒りを買うことか・・。それを考えると、今回は佐為とアキラで打ってもらう方が後々良い気がします。

ヒカルが皆と共に団体戦を戦いたい気持ちも分かるけど、それはまた冬の大会や来年でも出来ます。
なので今回はアキラに満足いくよう戦わせ、今後もヒカルをライバル視してくれるように持っていく方が賢いのではないでしょうかー。

ただ実際に目の前で打っているのを見て、ヒカルが我慢できるかはちょっと疑問視してしまうかも・・。
前も途中で打ちたくなって、割り込んでいったことありますからねw

今回もそうならないといいなーと思いつつも、どうもやりそうな気がしてなりません。。
一体どんな対局となるのかー楽しみです!




で、今回の話を見てなんですが・・私の中で、岸本の株が上がりまくりです!!
部長として部のことも気遣っているし、アキラのこともよく見ている。
本当に出来た人物ですよ!

これは三谷が彼に認めてほしいと思うのも当然だと思います。
岸本のような出来た人物に認められたら、囲碁の腕も本物だと自信がつくでしょうからね。

彼がプロを諦めたのは、実力不足だと感じたからなのでしょうか。
なんだかこれだけしっかりした人物なのに、もったいないですね。
それほどまでに、プロの世界というのは厳しいものなのか・・。

この先アキラは囲碁部を辞めたら、プロへの道をいよいよ歩き始めるのでしょうか。
それとも別の道を行くのかな?
ヒカルも恐らくプロをいずれは目指すのかと思いますが・・岸本でも駄目だった世界というのは、どんな場所なんでしょうね。

うーん、三谷ともいいけど、ヒカルと岸本の対局も見てみたかったな。
っていうか海王の部員は癖もあるけど、皆囲碁に真っすぐで眩しいですね。
アキラも馴染めたら良かったのになぁ・・とまた思ってしまいました。。

せめてこの最後の団体戦で、仲間と戦うことの楽しさをアキラが感じてくれるといいんですけどね。多分彼、そんなこと眼中にないでしょうが(^^;)
でも悔いのない囲碁部生活で締めてもらいたいな、とは思います。
葉瀬も海王も、どっちも頑張れ!!




 


さて、次回はいよいよアキラと佐為の対局ですね。
3回目の戦いとなりますか・・。今までの2戦はアキラが負けてきましたが、今回はどうなるのでしょうかー。

また三谷と岸本の対局も、気になります。
本気を出した三谷の力は、どこまで岸本に通用するのか。
それぞれの戦い、全てにワクワクしますね!


そして対局を見守るヒカルは、このまま見ているだけで終わるのでしょうかー?

次回も楽しみです☆