前回、インターネット囲碁を始めたヒカルと佐為。
早速佐為の実力は、アマチュアの世界で注目されるようになりますー。
彼の登場は、インターネット囲碁界にどのような影響を与えるのかー
感想です☆
神の幻影~第31局 「Who is sai?」
※以下、ネタバレあり※
◎あらすじ◎
ネットカフェー。
ヒカルが声をあげたのを聞きつけた三谷(みたに)の姉は、彼に近づいた。
どうやらヒカルの元に、対局相手からメッセージが入ったらしい・・。
英語で書かれているが、「あなたは強すぎる。プロですか?」とある、と姉は教えてあげた。
ヒカルは謙遜しながらも、返事はしない、と操作を教えてもらう。
その横で、佐為は改めて感嘆の息をついた。
なぜこんな箱で、色んな人と碁が打てるのでしょうねー。
ヒカルも上手く説明できないので、苦笑して言葉を濁す。
その時、ヒカルはログインリストに見覚えのある名前が並んでいることに気付いた。
zeldaー!あの時の!!
彼は早速対局を申し込んでみることにする。
相手は子供かもしれないぞ?
そう話すと、佐為はワクワクしたように目を輝かせた。
ヒカルは間違えないように慎重にマウスを動かして、佐為の言う場所に石を置いて行く・・。
そのうちー佐為の目つきが変わった。
強いのか?
ヒカルが尋ねると、佐為はうなづく。
強いです、今までの誰より・・。
それを聞いたヒカルは意外に思い、感心する。
と、ここでzeldaが中押負けを宣言してきた。
強いからこそ、形勢判断が的確なのだ・・と、佐為は説明する。
佐為との実力の違いに気付き、負けを確信した。そういうのは、強い者ほど判断が早いのだー。
ヒカルはその説明を受けて、zeldaは子どもなのかなー?と興味を持つ。
そこで三谷の姉に頼んで、「強いだろ、俺」と送ってくれ、と頼んでみる。
するとzeldaから、すぐにメッセージが返ってきた。
「お前は誰だ!この俺は院生だぞ!」
院生ー?!
ヒカルは驚き、思わず立ち上がる。
こいつ・・プロを目指しているんだ・・。
ヒカルはその名を、胸に刻むのだったー。
プロ試験予選初日ー。
棋院会館では、午前中の対局が行われていた。
アキラと対局した少年は、あっというまに苦境に追い込まれてため息をつく。
その横で和谷(わや)という少年は、別のことで頭を悩ませていた。
彼はプロ試験予選の本番なのだから、関係ないことでイライラしている場合じゃないーと自分を戒める。
周りを見ても、険しい顔をしている者が多い。
1年に1度のチャンスだもんなー。
和谷はそう納得し、気持ちを落ち着ける。
と、その時休憩所がにわかに騒がしくなった。
受験生たちが、アキラの存在に気付いたのだ。
アキラは1人で悠々と囲碁の本を読んでいた。
彼は大会などにも出ていないので、あまり顔を知られていない。
しかし和谷と、アキラと対局した少年は彼の顔を知っていた。
ふとその空気に気付いたアキラが顔を上げ、和谷たちに目を止める。
お2人は院生ですか?
そう尋ねられて、和谷と少年はうなづく。
少年は初受験、和谷は今回で3度目の挑戦だ。
だが少年はアキラを相手に、今日はもう負けだーとまた息をつく。
和谷は早々に諦める彼を叱咤し、最後まで諦めるなよ!と声をかける。
その様子にイライラしているのが見られたので、少年は何かあったのか?と和谷に訊く。
和谷は暫く考えた後、胸につかえている思いを吐き出すことにした。
昨日インターネットで囲碁をやってたら、やたら強い奴がいて負かされたんだ・・。
彼は相手はプロ並みの腕前なのに、自分に対して強いだろーと自慢してきたのだ、と思い出して眉をしかめる。
それを聞いていたアキラは、プロの人がそんなことを言うだろうか・・と首を傾げる。
そう指摘されたことに対しても苛立って、和谷は舌打ちした。
1日1局、5日間。3勝した者が、1か月後のプロ試験本選に進める。今はsaiのことなんて考えるなー!
明日は、アキラとの対局も控えている。
彼は気持ちを切り替えようと、必死に自分を奮い立たせるのだった。
アメリカー。
先日saiと対局した青年は、昨年のアマチュア囲碁カップ選手の友人にsaiの対局を見せていた。
友人もまたsaiの腕前を見て感心し、自分も戦ってみたいな!と興味を持つ。
だが近頃はsaiの存在に皆が気付き始めたため、対局を申し込んでもなかなかつながらなくなっていた。
観戦者の数も、日に日に増えてきている・・。
ワールド囲碁ネットに参加している誰もが、saiの力に注目し出していた・・。
こんなに頻繁に対局をしているのだから、プロの棋士ではないだろう。
だがプロではないとしたら、この実力は何だ?!
皆、パソコンの画面を前に、口々に疑問を呟く。
チャットを入れても、返答はない。だからsaiの情報は、誰も持っていない。
そこでアマチュア囲碁カップに参加する選手たちは、来日することに一縷の望みを見出す。
日本に行けば、saiのことが分かるかもしれないー!!
ーそして和谷もまた、saiの対局を見ては、疑問と興味を膨れ上がらせていた。
師匠よりも強い、この人物は一体何者なのだろうー?!
彼はメッセージの件、そして夏頃からsaiを見かけだしたことから、ある推測を持つ。
saiは昼間でも平気で対局している。ということは、働いていない・・?
saiは・・子供ーーー?!
saiに気付く者たち。
今回はインターネット囲碁を通して、世界中の打ち手が佐為の存在に注目し始める話でした。
ヒカルと佐為、かなり頻繁にインターネット囲碁を打っているようですね。
そのせいで、予想より早く佐為の実力が皆に知れ渡るようになってしまいました。
これがどういう余波を生むのか、ちょっと分からなくなってきましたね。
佐為が楽しめるなんて最高!くらいに思っていましたが、これだけ周りの注目が高いとその内本格的に皆saiの正体を探ろうとし始めそうです。
そうなったら佐為のことはバレてはいけないし、ヒカルがインターネット囲碁に通じていることもバレてはいけません。
バレたらきっと騒がれ、普通に囲碁を打つことができなくなってしまうでしょうからね・・。
2人が今の状況を楽しんでいることを考えると、そうなるのは避けたいなぁ。。
でも和谷はsaiが子供ではないか・・と気づき始めているし、アキラもsaiの存在を知ってしまいました。
特にアキラは厄介ですね。
彼は2回佐為と対局しています。インターネット囲碁なので顔は出ないにしても、佐為と対局をしたことのあるアキラなら、きっとsaiが佐為(ヒカル)であることに気付いてしまうでしょう。
佐為の打つ手は、古い定石ですからね。その特徴は匿名といえども、なかなか消し去ることはできないと思われます。
となると、sai=ヒカルという図式が成り立ってしまうのも、時間の問題かもしれません・・。
せめての希望は、プロ試験の最中のアキラが、これ以上saiに興味を持たないことですね。
彼がスルーしさえすれば、佐為の正体が子供だとまでは割れても、ヒカルまでたどり着くことはないでしょうから・・。
佐為の楽しそうな様子を見ていると、そうなってほしいと願うよりありませんね。
インターネット囲碁の場を、彼から奪ってほしくはないなと思うので。。
どうなるか、しばらく見守りたいです。
さて、後は和谷について。
今回新キャラとして登場した、zeldaこと和谷。
ヒカルと年齢も近そうですし、これから活躍してくれそうな予感がします。
彼は院生であり、ちゃんと師匠にも習っているようですね。
プロ試験は既に3回目だとか・・。こんな若いのに、すごいですね!
佐為が実力がある・・と話していたのも、うなづけます。
和谷は、アマチュア囲碁カップには出ないのかな?
そこに参加すれば、他の参加者とsaiの話もできそうですけどね。でもプロ試験の最中だから、それどころじゃないかw
今回のプロ試験は、なんといってもアキラがいます。
もちろん1敗するだけで落ちる訳ではありませんが、予選だけで3人・・。狭き門を通過するのは、並大抵のことではないでしょう。
和谷がどこまで健闘するのか、アキラと共にプロ入りするのかー
こちらも気にしていきたいと思います。
それにしても、アキラはどこに行っても皆に敵視されて大変だなぁ。
あの周りを気にしない鋼の心は、そういう環境に対応するために出来上がったのかもしれませんね。
和谷たちとも仲良くなる気配はないし・・。やっぱりアキラには、ヒカルしかいないのかも。
早くヒカルに上がってきてほしいですね!
さて、次回はアマチュア囲碁カップが開幕する話でしょうか。
参加する選手たちの多くがsaiを知り、saiの正体を知りたがっています。
彼らの願いは、saiの元に届くのでしょうかー?
また、和谷やアキラはこの件にどう関わっていくことになるのか・・。
次回も楽しみです☆
早速佐為の実力は、アマチュアの世界で注目されるようになりますー。
彼の登場は、インターネット囲碁界にどのような影響を与えるのかー
感想です☆
神の幻影~第31局 「Who is sai?」
※以下、ネタバレあり※
◎あらすじ◎
ネットカフェー。
ヒカルが声をあげたのを聞きつけた三谷(みたに)の姉は、彼に近づいた。
どうやらヒカルの元に、対局相手からメッセージが入ったらしい・・。
英語で書かれているが、「あなたは強すぎる。プロですか?」とある、と姉は教えてあげた。
ヒカルは謙遜しながらも、返事はしない、と操作を教えてもらう。
その横で、佐為は改めて感嘆の息をついた。
なぜこんな箱で、色んな人と碁が打てるのでしょうねー。
ヒカルも上手く説明できないので、苦笑して言葉を濁す。
その時、ヒカルはログインリストに見覚えのある名前が並んでいることに気付いた。
zeldaー!あの時の!!
彼は早速対局を申し込んでみることにする。
相手は子供かもしれないぞ?
そう話すと、佐為はワクワクしたように目を輝かせた。
ヒカルは間違えないように慎重にマウスを動かして、佐為の言う場所に石を置いて行く・・。
そのうちー佐為の目つきが変わった。
強いのか?
ヒカルが尋ねると、佐為はうなづく。
強いです、今までの誰より・・。
それを聞いたヒカルは意外に思い、感心する。
と、ここでzeldaが中押負けを宣言してきた。
強いからこそ、形勢判断が的確なのだ・・と、佐為は説明する。
佐為との実力の違いに気付き、負けを確信した。そういうのは、強い者ほど判断が早いのだー。
ヒカルはその説明を受けて、zeldaは子どもなのかなー?と興味を持つ。
そこで三谷の姉に頼んで、「強いだろ、俺」と送ってくれ、と頼んでみる。
するとzeldaから、すぐにメッセージが返ってきた。
「お前は誰だ!この俺は院生だぞ!」
院生ー?!
ヒカルは驚き、思わず立ち上がる。
こいつ・・プロを目指しているんだ・・。
ヒカルはその名を、胸に刻むのだったー。
プロ試験予選初日ー。
棋院会館では、午前中の対局が行われていた。
アキラと対局した少年は、あっというまに苦境に追い込まれてため息をつく。
その横で和谷(わや)という少年は、別のことで頭を悩ませていた。
彼はプロ試験予選の本番なのだから、関係ないことでイライラしている場合じゃないーと自分を戒める。
周りを見ても、険しい顔をしている者が多い。
1年に1度のチャンスだもんなー。
和谷はそう納得し、気持ちを落ち着ける。
と、その時休憩所がにわかに騒がしくなった。
受験生たちが、アキラの存在に気付いたのだ。
アキラは1人で悠々と囲碁の本を読んでいた。
彼は大会などにも出ていないので、あまり顔を知られていない。
しかし和谷と、アキラと対局した少年は彼の顔を知っていた。
ふとその空気に気付いたアキラが顔を上げ、和谷たちに目を止める。
お2人は院生ですか?
そう尋ねられて、和谷と少年はうなづく。
少年は初受験、和谷は今回で3度目の挑戦だ。
だが少年はアキラを相手に、今日はもう負けだーとまた息をつく。
和谷は早々に諦める彼を叱咤し、最後まで諦めるなよ!と声をかける。
その様子にイライラしているのが見られたので、少年は何かあったのか?と和谷に訊く。
和谷は暫く考えた後、胸につかえている思いを吐き出すことにした。
昨日インターネットで囲碁をやってたら、やたら強い奴がいて負かされたんだ・・。
彼は相手はプロ並みの腕前なのに、自分に対して強いだろーと自慢してきたのだ、と思い出して眉をしかめる。
それを聞いていたアキラは、プロの人がそんなことを言うだろうか・・と首を傾げる。
そう指摘されたことに対しても苛立って、和谷は舌打ちした。
1日1局、5日間。3勝した者が、1か月後のプロ試験本選に進める。今はsaiのことなんて考えるなー!
明日は、アキラとの対局も控えている。
彼は気持ちを切り替えようと、必死に自分を奮い立たせるのだった。
アメリカー。
先日saiと対局した青年は、昨年のアマチュア囲碁カップ選手の友人にsaiの対局を見せていた。
友人もまたsaiの腕前を見て感心し、自分も戦ってみたいな!と興味を持つ。
だが近頃はsaiの存在に皆が気付き始めたため、対局を申し込んでもなかなかつながらなくなっていた。
観戦者の数も、日に日に増えてきている・・。
ワールド囲碁ネットに参加している誰もが、saiの力に注目し出していた・・。
こんなに頻繁に対局をしているのだから、プロの棋士ではないだろう。
だがプロではないとしたら、この実力は何だ?!
皆、パソコンの画面を前に、口々に疑問を呟く。
チャットを入れても、返答はない。だからsaiの情報は、誰も持っていない。
そこでアマチュア囲碁カップに参加する選手たちは、来日することに一縷の望みを見出す。
日本に行けば、saiのことが分かるかもしれないー!!
ーそして和谷もまた、saiの対局を見ては、疑問と興味を膨れ上がらせていた。
師匠よりも強い、この人物は一体何者なのだろうー?!
彼はメッセージの件、そして夏頃からsaiを見かけだしたことから、ある推測を持つ。
saiは昼間でも平気で対局している。ということは、働いていない・・?
saiは・・子供ーーー?!
saiに気付く者たち。
今回はインターネット囲碁を通して、世界中の打ち手が佐為の存在に注目し始める話でした。
ヒカルと佐為、かなり頻繁にインターネット囲碁を打っているようですね。
そのせいで、予想より早く佐為の実力が皆に知れ渡るようになってしまいました。
これがどういう余波を生むのか、ちょっと分からなくなってきましたね。
佐為が楽しめるなんて最高!くらいに思っていましたが、これだけ周りの注目が高いとその内本格的に皆saiの正体を探ろうとし始めそうです。
そうなったら佐為のことはバレてはいけないし、ヒカルがインターネット囲碁に通じていることもバレてはいけません。
バレたらきっと騒がれ、普通に囲碁を打つことができなくなってしまうでしょうからね・・。
2人が今の状況を楽しんでいることを考えると、そうなるのは避けたいなぁ。。
でも和谷はsaiが子供ではないか・・と気づき始めているし、アキラもsaiの存在を知ってしまいました。
特にアキラは厄介ですね。
彼は2回佐為と対局しています。インターネット囲碁なので顔は出ないにしても、佐為と対局をしたことのあるアキラなら、きっとsaiが佐為(ヒカル)であることに気付いてしまうでしょう。
佐為の打つ手は、古い定石ですからね。その特徴は匿名といえども、なかなか消し去ることはできないと思われます。
となると、sai=ヒカルという図式が成り立ってしまうのも、時間の問題かもしれません・・。
せめての希望は、プロ試験の最中のアキラが、これ以上saiに興味を持たないことですね。
彼がスルーしさえすれば、佐為の正体が子供だとまでは割れても、ヒカルまでたどり着くことはないでしょうから・・。
佐為の楽しそうな様子を見ていると、そうなってほしいと願うよりありませんね。
インターネット囲碁の場を、彼から奪ってほしくはないなと思うので。。
どうなるか、しばらく見守りたいです。
さて、後は和谷について。
今回新キャラとして登場した、zeldaこと和谷。
ヒカルと年齢も近そうですし、これから活躍してくれそうな予感がします。
彼は院生であり、ちゃんと師匠にも習っているようですね。
プロ試験は既に3回目だとか・・。こんな若いのに、すごいですね!
佐為が実力がある・・と話していたのも、うなづけます。
和谷は、アマチュア囲碁カップには出ないのかな?
そこに参加すれば、他の参加者とsaiの話もできそうですけどね。でもプロ試験の最中だから、それどころじゃないかw
今回のプロ試験は、なんといってもアキラがいます。
もちろん1敗するだけで落ちる訳ではありませんが、予選だけで3人・・。狭き門を通過するのは、並大抵のことではないでしょう。
和谷がどこまで健闘するのか、アキラと共にプロ入りするのかー
こちらも気にしていきたいと思います。
それにしても、アキラはどこに行っても皆に敵視されて大変だなぁ。
あの周りを気にしない鋼の心は、そういう環境に対応するために出来上がったのかもしれませんね。
和谷たちとも仲良くなる気配はないし・・。やっぱりアキラには、ヒカルしかいないのかも。
早くヒカルに上がってきてほしいですね!
さて、次回はアマチュア囲碁カップが開幕する話でしょうか。
参加する選手たちの多くがsaiを知り、saiの正体を知りたがっています。
彼らの願いは、saiの元に届くのでしょうかー?
また、和谷やアキラはこの件にどう関わっていくことになるのか・・。
次回も楽しみです☆
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