前回、saiの実力に気付き始めるアマチュア囲碁棋士たち。
彼らはsaiの正体が気になり、アマチュア囲碁カップで来日する際に彼を探そうと考えます。

一方zeldaー和谷は、プロ試験の会場でアキラにその件を話します。
アキラがsaiに興味を持つことはあるのでしょうかー?

感想です☆





神の幻影~第32局 「He is not sai.」






※以下、ネタバレあり※










◎あらすじ◎





国際アマチュア囲碁カップが始まった。
今日から4日間、参加国は50か国以上ー
和谷は(わや)は、その会場を訪れる。

彼はそこでも、saiのことを考え続けていた。
sai・・先月打ったときに、和谷は彼をすごい実力の持ち主だと思った。

その後、彼はずっとsaiを追い、彼の対局を見てきた。
そこで和谷は最近気づいたのだ。
saiが変化してきている・・と。

そしてそれは、アマチュア囲碁カップに参加する選手たちも同じだった。
saiを知る者は、皆彼の正体を知りたくて、そればかり考えていた。

まずは大会を終え、それからsaiの正体を探るー
彼らはその思いで、大会に臨むのだった。

開会式が終わると、審判長を務める男性が、和谷に気付いて手を上げて彼を呼んだ。
和谷は、気乗りしない様子で挨拶をする。

和谷は、今日は師匠に呼ばれて、会場の手伝いにやってきたのだ。
師匠は彼の様子に気付きながらも、休憩時間の間に来日した外人選手の囲碁の相手をしてやってほしい・・と話す。
選手たちは上位クラスは皆強いが、下位クラスなら和谷でも十分歯が立つだろう、と笑うと、師匠は横にいた男性に和谷がプロ試験の予選に出たことを明かす。

予選には通ったものの、残念ながら塔矢(とうや)アキラには負けて1敗をつけてしまった・・。
それを聞いた男性はうなづき、今年はアキラもプロ試験に出るそうですねーと和谷を応援する。
師匠もまた、本選では負けるなよ!と喝を入れる。

だがー和谷の気がかりは、プロ試験のことではなかった。
彼は思い詰めた表情で、師匠に打ち明ける・・。
すごく強い奴がいるんだー・・。

和谷はインターネット囲碁で、とてつもなく強い人物に出会ったことを2人に話す。
アマにだって強い奴はいるだろうー。
そう流す師匠に、和谷は喉元まで出かかった言葉を押さえるのに必死だった。
そいつは、師匠よりも強いんだよー!!

だがそんなこと言える訳もなく、彼はこの会場にパソコンはないか、と尋ねる。
聞くよりも、実際に見てもらう方が早いだろうー。
幸いパソコンはあったので、早速和谷はワールド囲碁ネットのページを開きにいく。

だがー今日はsaiはログインしていなかった。
それを告げに戻ると、師匠はまた今度聞いてやるからーと仕事に戻ってしまう。
和谷も気を取り直し、まずは目の前の仕事に向かうのだった。


大会は、順調に進んだ。
和谷は会場をうろつきながら、日本の代表の様子を見に行く。

saiは日本人登録をしている。だが・・
彼は選手の対局を見て、この人はsaiではないーと判断する。

その時ー横で対局を見ていた中国人の選手が、ぼそっと呟いた。
・・sai。
それを聞いた和谷は、驚いて彼を見やる。

saiを探しているのは、自分だけではないー!!
だがそこで和谷は師匠に呼ばれてしまったので、その場を離れた。

一方中国の選手李(リ)は、日本人選手の対局を真剣に見学した。
けれども彼はその途中、首を振る。
強い・・だが違う、saiではないー・・。

和谷は自分の仕事につきながらも、そんな李の様子が気になって仕方がないのだった・・。




















誰がsaiかー。


今回はアマチュア囲碁カップが始まり、参加選手たちがsaiの正体を探る話でした。

ついにやってきたアマチュア囲碁カップ。
50か国以上が参加とは、驚きですね!
囲碁って、本当にワールドワイドに人気があるものなんだなぁ・・。

そんな彼らは大会での優勝はもちろんのこと、saiの正体を探ることも忘れません。
これは日本の選手、ちょっと気の毒w無駄に注目を集めてしまい、集中を乱されないといいのですが。。

また、それは和谷も同じこと。
彼どうやら予選は通ったようですが、アキラには負けてしまったみたいですね。

今後もsaiに気を取られていると、足元をすくわれることにもなりかねません。
余り入れ込まないといいのですが・・厳しいかな(^^;)

うーん、皆の気持ちも分かるし、佐為の楽しみも守りたいしで、見ていて気持ちがせめぎ合いますね。
それだけ佐為が強いということですが、ここまで注目を浴びてしまうと今後は自由に打つことも厳しくなってくるかもしれないなぁ・・。

今は参加している選手間での評判でしかないですが、これがマスコミなどの目に留まり取り上げられでもしたら、その時の騒ぎは今の比ではありません。
それこそ、どこからアクセスしているかなど割り出される可能性だってあると思います。

ヒカルにもうちょっと危機感があれば同じ店ばかり使ったりせず、色んな場所で打って自分の居場所をごまかしたりもするのでしょうが、悲しいかなまだ中学生だしそんなお金もありませんもんね・・。
なんだかどんどん2人の知らないところで追い詰められているようで、ちょっとソワソワしてきました。

本音はこれ以上騒がず大人しく見守ってほしいですが、和谷の師匠よりも佐為の方が実力があるとなると・・皆黙ってはいないでしょうね。
一体今後、sai騒ぎはどうなってしまうのかー

ヒカルたちにとっては、ちょっと暗雲漂う展開だと思います。
妙な騒ぎに巻き込まれないといいな・・。
彼らが望まない騒がれ方をされ、インターネット囲碁から離れなければならないー
そんな展開にならないことを、祈っています。。








さて、次回は和谷が李に接触する話でしょうか。

互いにsaiの正体を探る者同士ー
そこがつながることで、一気に他の選手たちともつながる可能性がありますね。

彼らの知恵が集まった時、saiの正体に近づくことになるのかー?
気になります。

もちろん大会の結果も気になりますが、どうやら別の件でも荒れそうなアマチュア囲碁カップ・・。
一体どうなってしまうのでしょうかー?

次回も楽しみです☆