前回、saiがヒカルか違う人物なのか、困惑するアキラ。
彼はインターネットカフェにヒカルがいたと聞き、1つの可能性に賭けてヒカルの元へと走ります!

ついにsaiの正体は明らかとなってしまうのでしょうかー?!

感想です☆




始動~第37局 「2学期」





※以下、ネタバレあり※










◎あらすじ◎

突然現れたアキラに、ヒカルは驚いた。
アキラはヒカルの肩越しにパソコンの画面を覗き、それから口をぽかんと開けた。

画面に開かれていたのは、漫画のホームページ。
ヒカルはいきなりやってきたアキラに戸惑いながらも、店の迷惑になるから・・と2人で外へ出る。

お前、いつも俺の前に突然現れて何なんだよ!
路地裏へ入ると、ヒカルは開口一番そう言ってアキラを睨んだ。
何か用か?

そう尋ねると、アキラは口を開いた。
・・インターネット囲碁をやったことは?
ヒカルはすぐさま、無い!と一言答える。

彼はアキラの追及をかわして、とにかくごまかしきるつもりでいた。
するとアキラは、インターネット囲碁の世界にsaiという強い打ち手がいるんだ・・と切り出した。
その打ち手について、インターネット囲碁をやっている人たちは彼の正体を知りたいと大騒ぎしているー

それを聞いたヒカルは、初めて騒ぎになっていることを知り、ぎくりと身をこわばらせる。
だが今はアキラの追及から逃れるのが先だ。
ヒカルは、そのsaiが俺だと思って来たのか?!とアキラに向かって笑った。

無理もない、アキラは2度自分に負けてるもんなー。
ヒカルがそう言うと、アキラはだが三将戦のときのヒカルは話にならなかった!と指摘する。
そこでヒカルは、あれは手を抜いたんだ、とうそぶいてみせる。
アキラは驚き、そんなことをする理由がない、と叫び、ヒカルに食ってかかった。

君がsaiほどの力を持っていれば、プロになってタイトルの1つでも取ろうとするはずだ!違うか?!
だがヒカルはヘラヘラし、その場をやり過ごそうとするばかりだ。
そこでアキラは息をつくと、やっぱり君じゃないか・・とその瞳を伏せた。

君のはずがないか・・。悪かった・・。
そう呟くと、アキラは急に身を翻す。
そしてヒカルの目を見ようともせず、ただ一言言い切った。
もう2度と、君の前には現れないー。

その言葉に、ヒカルは目を見開いた。
彼は歩み去ろうとするアキラを、慌てて呼び止めた。
塔矢(とうや)!

アキラは足を止めると、鋭い目でヒカルを見つめる。
ヒカルもまた、アキラのことをぎっと睨んだ。
彼は少し臆しながらも、口を開く・・。

お前・・俺の幻影なんか追ってると、ホントの俺にいつか足元をすくわれるぞ!

ーするとアキラは小ばかにしたように、君が?と笑った。
そして彼はヒカルにぐい、と歩み寄った。
なら、いつかと言わず、今打とうか?

その申し出に、ヒカルは言葉に詰まった。
そのうろたえる様子を確認したアキラは、それ以上は何も言わず、再び歩いていってしまう。
ヒカルはその後ろ姿を見つめながら、何だよ・・と弱弱しく呟くよりないのだった。

ーその後、ヒカルはインターネットカフェに戻った。
三谷(みたに)の姉が心配して近づいてきたが、彼は力なく笑みを浮かべながらもう帰る、と話す。

saiの正体は誰か、と大騒ぎになっているらしい。インターネットももうダメだな、これで終わりにしよう、佐為(さい)・・。
ヒカルは佐為にそう声をかけると、三谷の姉にも改めて礼を言った。

今までありがとう。もう来ないよ、夏休みも終わるしさ・・。
そうして、2人のインターネット囲碁への挑戦は、幕を閉じるのだったー。


そして夏休みが終わり、2学期が始まった。
インターネット囲碁はもう打てない。なら、俺と打つしかないなー・・。
ヒカルは囲碁部で三谷と対局しながら、佐為にそう話した。

ヒカルと打つー?!
今まで一度も提案されなかった申し出に、佐為は飛び上がって喜ぶ。

だがヒカルは自分で言いだしたものの、その案にはあまり乗り気じゃなかった。
彼の部屋には碁盤もないし、何より2人分の石を並べないといけないのが面倒だったのだ。

その時、対局をしていた三谷が口を開いた。
・・お前、強くなったな。

思いがけない言葉に、ヒカルは嬉しくなって笑みを浮かべる。
まだ置き石はあるものの、三谷に勝てることも増えてきた。
ヒカルは夏休みを経て、確実に力をつけていたのだー。

そこへ、筒井(つつい)もやってくる。
彼は顧問の先生が碁盤と碁石を2セット買ってくれた、と息を弾ませながら2人の元へ近づく。

どうやら大会にちゃんと出られたことが、理由らしい。
碁盤も碁石も折りたたみタイプの簡易的なものだったが、それでも十分だ。
更にはあかりが、新しい女子部員を引き連れてやってくる。

そうして少し活気づいてきた囲碁部を見て、筒井は嬉しそうに目を細めた。
受験生なのが悔しいくらいだ。
そう話す彼を引っ張って、ヒカルは自分の腕を見てくれーと彼に対局を申し込む。
囲碁部は秋の大会に、向けて、幸先のいいスタートを切ったのだったー。

そんな中、ヒカルは筒井に、碁盤を買いたいーと値段を訊いてみる。
すると囲碁部にもらった簡易タイプのものでも、セットでは1万円ほどするという。

そんな高価なものは、自分のこづかいでは到底買えるものではない・・。
ヒカルは祖父にねだってみよう・・と考えるのだった。


久しぶりにやってきた孫を、祖父は嬉しそうに出迎えた。
彼はヒカルの母から、ヒカルが囲碁部に入ったことも聞いていた。
少しは腕を上げたのかー?
そう訊かれたヒカルは、胸を張って例の件を切り出す。

強くなったから、もし自分が勝ったら碁盤と碁石を買ってほしいー。
ヒカルがそう言うと、祖父はまだ自分のものを持っていなかったのか、と驚いた。

互先で勝ったら、足つきのを買ってよ。
ヒカルの言葉に、腕に自信のある祖父は俄然奮い立つ。
自分を誰だと思っているー!
祖父は意気込んで、もし本当に勝ったら目の前の碁盤を譲ってもいい、と鼻を鳴らした。

そこでヒカルは物置にあった、あの碁盤のことを思い出す。
佐為と出会うきっかけになった碁盤ー
あれはダメなのか?
彼が尋ねると、祖父はあれはダメだ、と首を振った。

あの碁盤には、烏帽子をかぶったお化けがついているという噂があるんだー。
そう祖父が話し出したので、ヒカルと佐為は思わず顔を見合わせるのだった。




















ヒカルとアキラの別離。


今回はヒカルがsaiではないと断定したアキラが、ヒカルを見限る回でした。

アキラとの関係に、これでまた1つ壁ができましたね。
これでアキラの中でのヒカルへの執着も完全に冷めて、彼はプロの道を進むことになるのでしょう。

次に再びヒカルと道が交わることはあるのかー。
何だか寂しいような複雑な気持ちです。アキラを応援したいけど、ライバルを失った彼は本当に大丈夫なのでしょうか・・。

まぁプロ試験は、何なく受かるでしょう。でもそれからですよね。
プロとしてたくさんの棋士と戦うなかで、何か目標のようなものが見つかるといいのですが・・。

元々アキラはプロ入りを嘱望されていたのに、なかなか試験を受けてきませんでした。
それって、恐らくタイトルには興味ないのだと思うんですよね。
アキラの囲碁への熱を高めるのは、あくまで相手がいるときなのでは・・と感じるのです。

そうなると次のライバルが現れるまで、アキラにとっては苦難の時期が続くようにも思われます。
結果は奮っても、気持ちはどこか熱が入らない、というような・・。

その辺どうなるのか、出番は少なくなりそうですが引き続きアキラには注目していきたいところです。
もちろんヒカルがぐんぐん追い上げる展開も十分あると思いますからね。
2人の道がまた交わるときを楽しみに、今は両者の成長をそれぞれ見守っていきましょう。





さて、そしてインターネット囲碁はsaiの正体を知りたがる者が増えているということで・・夏休みの終わりも相まり、一旦?休止となりました。
佐為には可哀想だけど、これ以上話題になると日本のプロ界も黙っていなかったでしょうからちょうどいい引き時だったのかも・・。

saiのことは、ネット界では伝説となりそうですね。
短期間だけ現れた彼は一体誰だったんだ・・と掲示板とかで延々語り継がれそうw
またほとぼりが冷めた頃挑戦してもいいと思うし、その頃には新たな囲碁サイトができているかもしれませんね(^^)


んで、2学期です。
あかりの方も女子新入部員が見つかったし、幸先のいいスタートですね!

筒井は引退にはならないのかな?
女子の方も以前ヒカルが連れてきた女子に大会だけ参加してもらえれば、男女共に秋の大会に出ることも可能そうで楽しみです!

今度はヒカルたち、どんな順番で参加するのでしょう。
ヒカルが中将になることもあるかな?でもそうなると筒井が三将だから、今年のうちはないかw
アキラのいない海王中と戦った場合、どこまで健闘できるかも気になるところです。


そして・・ついに佐為と打つことを決意したヒカル。
言われてみれば、2人が対局するところは見たことなかったw盲点でしたw
確かに打つのが、ヒカルにとっては面倒だもんなぁ。。

そしてそれに合わせて碁盤と碁石を揃えようと思い立ったヒカル。
そこから、佐為の話に流れていきそうで、これは興味深い!

やっぱり囲碁の才のある者には、佐為の姿が見えるものなのかもしれませんね。
その中で秀策とヒカルが選ばれたのには、何か理由があるのか。
そもそもヒカルの家と佐為は何か関係があるのか・・
その辺、色々気になります。

次回、祖父の口から事情が語られそうですね!
ヒカルと佐為の因縁ー
どんなものなのか、期待して待ちたいと思います。








さて、次回は佐為がついていた碁盤にまつわる話でしょうか。

ヒカルと出会うきっかけとなった碁盤。
そこに佐為の魂が定着したことには、何か理由があるのでしょうか?
そしてヒカルの家と佐為には、何か因縁のようなものがあるのでしょうかー?

いよいよ佐為についての色んな事情が明らかになるのでは、と期待が高まります!


次回も楽しみです☆