前回、1組に上がり若獅子戦への出場を決めたヒカル。
彼はアキラと戦うことを目標に、闘志を燃やします。

一方ヒカルを見切った素振りを見せながらも、内心ではヒカルの挑戦を気にかけるアキラ。
彼らは1回戦を勝ち抜き、再戦することとなるのでしょうかー?!

感想です☆





若獅子戦~第57局 「それから」





※以下、ネタバレあり※










◎あらすじ◎

新年度ー
三谷(みたに)は囲碁部の新入部員募集のポスターが貼られていることに気が付き、ふと足を止める。
あれから1年か・・。
彼はヒカルに強引に勧誘されたことを思い出すー。

ー囲碁部では、憂鬱なため息が響き渡っていた。
入学式から1か月が経ったが、1年生の入部希望者は1人も現れない状態だったのだ・・。

三谷も戻ってこないし・・。
あかりたちはため息をつきながらも、ポスターを作り直してみようか、と話し合う。
そして、今は女子の大会出場に向けて頑張ろう!
3人はうなづき合うと、碁盤を取り出す。

女子は部員は2人だが、バレー部の金子(かねこ)が大会だけは出てくれるのだ。
夏目(なつめ)は羨ましい・・と女子を見つめる。

そこに、1人の1年生男子がやってきた。
緊張した面持ちの彼は、3人に声をかける。
囲碁部に入部しにきた、と・・。


翌日、夏目は三谷のクラスに出向いた。
彼は三谷を呼び出すと、囲碁部に新入部員が入ったことを伝える。

しかも1年の少年は、ある程度囲碁が打てる子だった。
ここに後は三谷が参加してくれれば、男子も大会に出場できるー!
そこで夏目は、三谷に大将として大会に出てくれないか、と打診に来たのだ。

ちょうど授業の時間になってしまったので、話はそこで終わった。
夏目は、放課後理科室に来てほしい、と三谷に頼み込む。
そうして教室を出ようとする彼の背中に、三谷は告げた。
自分は戻らない・・と。

夏目は表情を固くし、去っていく。
三谷は息をつくと、授業に意識を向けるのだった。

その日の理科の授業は、理科室で実験を行うことになっていた。
実験に必要なものを皆が用意するなか、三谷は背後の棚の引き戸を開ける。

その棚には囲碁部で使う盤面と碁石がしまってあった。
それを眺めた三谷は、盤面の横にノートが数冊置いてあることに気付く。

あれ、何だこれ・・。
彼は何気なくそのノートを手に取り、めくる。
するとそこには、1人ずつの対局の記録が記されていた。

こんなものをつけてるのか。結構沢山打ってるな・・。
彼は中をぱらぱらと流し見し、ノートが5冊あることを確認する。
なんだ、部員5人もいるんじゃないか・・。

そう思った彼は、表紙に書いてある名前の1つが自分のものであることに気付く。
まだ真っ白なノートー
三谷は慌てて、それらのノートを元の棚に戻すのだった。


放課後、三谷の勧誘に失敗したと聞き、あかりはひどく残念がった。
また明日誘ってみるかー。
彼女が息をついたその時、教室の引き戸を開ける音がした。

彼らが顔を上げると、そこには三谷の姿があった。
少し照れくさそうにしている三谷を見た部員たちは、一気に立ち上がって彼を出迎える。

大会に出てくれるのー?!
彼らが駆け寄ると、三谷はぶんぶんと首を振った。
やだー

その答えにショックを受けつつも、夏目は三谷がここに来た理由を考える。
じゃあ、たまにここに来て自分たちと打ってくれるってこと・・?
そう尋ねると、今度は三谷は首を縦に振った。
それだけだぜ・・。

すると部員たちは一斉に、いいよ!と歓声をあげた。
何はともあれ、三谷が戻ってきてくれたことが彼らにとっては何よりもの喜びだったのだ。

皆で交互に打ってもらおうー!
早速あかりたちは準備を始め、囲碁部はにわかに活気づく。
と、そこへ今度は金子(かねこ)がやってきた。

彼女は、大会の前に腕慣らしをするために来たのだった。
前回は出られなくて悪かったから、今回は頑張るよー。
そう言って腕まくりをする金子の頼もしい姿に、あかりたちは笑みを浮かべる。

金子は一番強い人と戦いたいと言い、皆は三谷を推した。
三谷は文句を言いながらも、勝つ気でいる金子の図太さに触発されて碁石を握る。
そうして口喧嘩をしながらも、2人の対局は始まった。

戦いは、三谷の優勢だった。
他の部員たちはその模様を、周囲を囲んで見守る。
三谷はやはり強い。金子だって自信があるからこそ強い者との対局を望んだのだろうが、力量の差は明らかだった。

やがて勝負は、金子が投了したところで終わった。
相変わらず口でぶつかり合う2人に苦笑しながらも、あかりたちは早速三谷の戦績をつけることにする。

これからは金子のノートも作ろう。
次は自分たちも打とう。
皆、それぞれに部活を楽しむ。
その姿に、三谷はむずがゆいような気持ちを抱えながらも、決して悪い気はしないのだった・・。


部活後、女子たちは3人で帰途についた。
あかりはヒカルと同じクラスの金子に、三谷が囲碁部に戻ったことを伝えてくれ、と頼む。
すると金子は、ヒカルは明日休みだーと言った。

どうやらヒカルは若獅子戦という大会に出るため、学校を休むらしい。
聞きなれない大会の名前にあかりたちは戸惑うも、ヒカルにはヒカルの囲碁があるーと思いを馳せるのだった。




















葉瀬中囲碁部の新年度!

今回は新年度を迎えた葉瀬中囲碁部がどうなったのかを描いた話でした。

新入部員も入って、盛り上がってきているようで何より。
打倒海王は難しそうですが、男女共に大会に出られそうなのもよかったです。

今年は卒業する部員もいないので、この1年で囲碁部の下地がしっかり出来上がるといいですね。
あかりたちなら、きっと大丈夫!
彼らが楽しく過ごせることを遠くからだけど、見守っています。
大会の様子とか、描かれるといいなぁ(^^)


そして、三谷が囲碁部に戻れてよかった!!
なんだかんだ三谷だって、囲碁部には戻りたかったはずですよね。彼、友達あまりいなそうだし(苦笑)

腕も立つから囲碁部では必要とされる存在ですし、そうやって誰かから求められるのって嬉しいものですよね。
そんな場所に三谷が戻れたこと、本当に嬉しく思います。

あかりたちも優しいですよね。
何度も声をかけたり、顔を見せないのに部員としていつでも帰ってこられるように対局ノートを用意していたり・・。
心温まるエピソードに、ほっとしました。

中学生活・・青春だなぁ(^^)

金子もこれからは顔を出してくれるようですし、一気に雰囲気が明るくなって本当に良かったです。
ヒカルも自身の道を頑張っているし、囲碁部もそれぞれの道を頑張っているー
そして皆、囲碁でつながっている。そういう世界って、何か良いですよね。

またいつか、皆で囲碁を打てるときも来るのかなぁ。
あかりは家も近そうだし、たまには会う機会もあるのかな。前回の騒ぎでちょっと気まずくはなったかもだけど、2人の仲が壊れることはなさそうですよね。
繋がり、途絶えないでほしいなーと思います。


そういえばあかりはヒカルが好きなんだと思ってたど、本当にそういう感じは一切なくなりましたねw
むしろ三谷のことが気になっているのかなぁ・・と思ったのですが、そこはどうなんだろう?
この作品には、そういう話は出てこないのかなw

まぁでも、本当に皆が楽しそうに過ごしていたのが見られたのが、何よりでした。
次はヒカルの若獅子戦ですね!

皆頑張っているー
だからヒカルも頑張れ!!









というわけで、次回は若獅子戦の始まりでしょうか。

1回戦は、プロ棋士と院生との戦いです。
ここで院生たちはかなり振り落とされる訳ですが、どの辺まで勝ち残れるのか楽しみですね。

ヒカルも1回戦を勝ち抜けば、アキラと再戦することができます!
なのでここは何としても、勝ちたいところー!
ヒカルの実力が開花すること、期待していますよ!!

プロ試験の前の、力試しー
どんな結果になるのでしょうか。

次回も楽しみです☆